方針
2025年09月09日ウィンカーとブレーキ

青森県で車を運転していて、「えっ!」と思うときがあります。主なものは2つです。
1つは、片側2車線の比較的広い道路での出来事です。普通は、左側車線が走行車線、右側車線が追越車線と思っているのですが、なぜか青森県で運転していると、その逆になるケースに出くわします。右側車線を走っている車を左側車線で追い越すケースです。1回や2回ではなく、むしろその方が普通と思えるくらいです。
追い越す側も、特に危険運転をしているというわけではありません。明らかに右側車線の方が遅いのです。いずれ右折する予定の車両がいて、かなり前もって車線変更しているのか、右側車線をゆっくり(安全に)走っているケースが多いように見受けます。
精神的にいかがなものかなと思うことは正直ありますが、特に危険性を感じることはありません。これはこれで仕方がないと一種の割り切り感を持っています。
もう1つは、左折や右折のウィンカーを曲がる直前で出す車が多いということです。これ、実は、その車の後ろで運転しているときに、かなりやっかいです。右折や左折の前には、必ず減速しますからそのためにブレーキが踏まれます。先にブレーキが踏まれ、減速してからウィンカー。信号があればまだしも、信号がないような交差点の場合、後ろを走っている身からすると、前の車のブレーキが何の脈略もなく、いきなり踏まれることになります。
後ろで運転していて、かなりドキッとします。スムーズに走っていていきなりブレーキは、大抵の場合、想定していません。理屈では、「前の車、スムーズに走っていてもどこかで急にブレーキを掛けるかもれない」、いわゆる「かもしれない運転」を心がけようとなるのかもしれませんが、現実的には程度問題もあるでしょう。
一時的に、前の車にぶつかる危険性が増します。身を守るためには、日ごろからの車間距離も大事になります。
これに対して、先にウィンカーを出されたときは、「減速するんだな」との意識が働きます。心の準備ができています。前の車の減速に合わせて、こちらも減速です。ぶつかる危険性はかなり低くなっています。
たかがウィンカーかもしれませんが、前方だけでなく、後方の車にも注意を払う必要があります。ウィンカーを出してから減速、これを徹底することで、安全性の確保につながります。
実は、道路交通法では、車線変更時は、車線変更を行う3秒前に、右左折時は、右左折する地点から30メートル手前の地点に達した時に、ウィンカーを出すことと定められています。自動車学校でもそのように習ったことを思い出します。上述したようなことも想定してのことでしょう。
直前のウィンカーは、道路交通法に抵触することになります。