趣味
2025年09月04日紅娘/瓢虫

紅娘、ある昆虫を指します。その昆虫、瓢虫とも書きます。これを読める方は、かなり少数派と思います。なかなかに読めません。紅娘はサツマイモの種類であれば、そのまま「べにむすめ」となりますが、ここでは昆虫なので、別の読み方になります。
天道虫と書くと、さすがに気づく方が多いと思います。昆虫の中でも丸くて小さく、人によってはかわいさを感じるのではないでしょうか。そう、テントウムシです。
テントウムシ、家庭菜園では、益虫のテントウムシもいれば、害虫のテントウムシもいます。
調べたら、テントウムシには、草食性、肉食性、菌食性とあるようです。草食性のテントウムシだけが農作物に害を与え害虫とされます。
テントウムシの代表格は、ナナホシテントウだと思います。赤い身体に7つの黒い斑紋があります。このテントウムシは、農作物に害とされるアブラムシを食する肉食性で、益虫とされます。
実は我が家ではあまり見かけないテントウムシです。でも、過去に結構なアブラムシが発生したことがあり、その時はナナホシテントウがアブラムシを食べに結構な数で発生しました。これはこれでありがたいのですが、アブラムシが出るとその甘い蜜につられて蟻が繁殖します。この蟻がナナホシテントウから、アブラムシを守ります。蟻の発生自体もいいことではありません。ナナホシテントウと一緒に、アブラムシの駆除をした記憶があります。アブラムシが駆除できれば、蟻も作物には寄ってきませんでした。
我が家でよく見かけるテントウムシは、オオニジュウヤホシテントウです。ニジュウヤホシテントウと思っていたら、東北地方には生息せず、それよりも一回り身体が大きいオオニジュウヤホシテントウが生息するとのこと。身体に黒い斑紋が数多くあります。テントウムシダマシとも言われ、ナスやトマトの葉を食べる草食性のテントウムシ、害虫です。
テントウムシダマシは、ナスやトマトの周りで毎年のように発生します。見たところ、成虫よりも、卵から大量に孵化した幼虫の方がやっかいです。複数の幼虫が寄ってたかって、自身の成長のために、葉を食べます。葉脈だけを残して食べるという、ある意味、芸術的な食べ方をします。葉の一部が葉脈だけになったものを見つけたら、間違いなくテントウムシダマシです。卵と幼虫の駆除で忙しくなります。葉の裏側を見ると、卵がべったりなんてことも珍しくありません。
成虫を見かけたら、放っておかずに卵を産む前にすかさず駆除、これが大事です。