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2025年10月07日全日本都市対抗テニス大会~スタッフに感謝~

7/31付ブログより
来年度(2026年度)は、国民スポーツ大会(国スポ)が青森県で開催されます。各種目の選手が、それぞれの地元(都道府県)を代表して青森県に集います。選手の規模もさることながら、スタッフの規模も尋常ではありません。各種目とも、地元の関係者を集めて、開催に向けて準備します。
前年度にあたる2025年度は、各種目でリハーサル的な大会が開催されます。大会を通して、スタッフが国スポのために運営に慣れることが目的の一つです。
硬式テニスの場合、毎年、全日本都市対抗テニス大会が開催されており、県予選、地方予選を勝ち抜いた精鋭のチーム(都市)が競います。この大会、国スポのリハーサルを兼ねた大会になっており、次年度に国スポ開催する都道府県が会場(ホスト)になります。したがって、今年度は青森県(青森市)が会場(ホスト)になりました。
全日本都市対抗テニス大会、参加が32チーム、1チームあたり最低10人は必要ですので、選手だけでも300人を超えます。対するスタッフも、100人を優に超える人員であたります。
ホスト側で最も重要なことの一つに、審判員の養成があります。
TVやネットで放映されるような大きな国際大会は、必ず審判がつきます。審判は、主審、線審合わせて、多ければ1コートに10人近くつきます。国スポや全日本都市対抗の場合は、1コートに一人の審判(主審)がつく、ソロチェアアンパイア(SCU)が採用されます。審判は、ホスト側で準備します。
しかしながら、日ごろの地方でのテニス大会では、審判はつきません。自らがアウト/セーフを判定するセルフジャッジが主体です。したがって、県内のテニスプレーヤーもセルフジャッジばかりなので、カウントの仕方はわかっても、審判には不慣れです。実は審判をやったことのないプレーヤーも珍しくありません。審判として、コールの仕方を改めて学ぶ必要があるほか、選手や選手間でもめたときなども、てきぱきと裁かなければなりません。隣のコートからボールが入ってきたときは審判がプレーの中断を判断しますが、中断のタイミングなど、慣れていないとスムーズな試合運営ができません。
審判として、ルールを細部まで熟知するとともに、毅然とした対応が求められますが、これも結構、容易なことではありません。
県内の大会も、昨年から今年にかけて、SCUを採用する大会が増えました。県内のテニスプレーヤーを中心に協力者を募って、実際の大会を通して審判の練習です。中には、テニスをやっておられない方もいて、最初はギクシャクしていらっしゃいましたが、回数を重ねるにしたがって、円滑な審判員へと育成が進んでいます。
私は、昨年の県大会、今回の全日本都市対抗大会と、選手としての参加でしたが、審判をはじめとするスタッフの方々には、頭が下がる思いです。今大会は、全体運営や審判の他にも、多くの高校生の方が、ボールパーソンを務めてくださいました。このようなスタッフに支えられ大会があるのだと、改めて思い知らされます。
全日本都市対抗テニス大会は、7月18日~20日に青森市で開催され、成功裡に終わったと思います。関係者の皆さんに心から感謝です。合わせて、本番の国スポの成功も祈らずにいられません。