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2025年09月23日長いもとお化けオンコ

 もう20年以上前になりますが、今の家を建てる時に、不動産屋さんから、もともと植えてあった庭木をどうするか尋ねられます。前の土地の所有者が10本強のオンコの木を植えていました。知人の助言もあって、すべてのオンコを残すことにしましたが、そのうちの1本は背丈が大きく、3~4mくらいの立派なオンコです。

 このオンコ、現在も健在です。一時、これも前の土地の所有者がオンコの隣に植えたヤツデの勢いに押され、枯れ気味になってきたのですが、その後、盛り返し、立派なオンコとして庭に君臨しています。

 このオンコ、そのものだけであれば、見栄えもいいのですが、それだけ背丈があると、てっぺんの方は高枝切り鋏が届かず、枝が伸び放題、もうちょっとボサボサ頭を整理したいのですが、かといって、脚立を準備したり職人に頼んで整備してもらう気もなく、しばらくはそのままです。

 でも、それはそれで、景観を損ねるというところまではいっていないので、自分としては許容範囲です。

 最近は、それに加えて、新たな悩みが出てきています。

 前の土地の所有者が長いもを植えていたようで、庭を整備していると、時々、長芋がとれました。店で売っているような立派なサイズではなく、手の平サイズくらいの長芋です。それはそれで重宝するのですが、その長芋、すべてをとりきったわけではなかったようで、ちょっと育っては種(むかご)をまき散らしていたようです。そのむかご、ところどころで発芽してツルを出すようになります。

 ちょうど、大型オンコの根元にもむかごがばら撒かれたようです。オンコの根元からツルがでて、オンコに絡みます。根元から駆除も考えたのですが、オンコの根元に身体を入れて、長芋のツルがどこから出ているのか探さねばならず、容易なことではありません。

 「まぁ、いいや」
 これがまた失敗の元。そのツル、どんどん伸びで、夏の時期になると、巨大オンコを覆いかぶさるように成長していくようになりました。

 長芋のツル、もちろんツルだけではなく多数の芋の葉がついています。農家の畑では支柱を立てて芋の葉がよく並ぶように整理されていますが、庭のオンコ周りのツルはそんな整理はしていません。整理しないと、3m以上のオンコの上まで伸びるようです。大した生命力です。

 そばから見ると、オンコに長芋のツルと多数の芋の葉が覆いかぶさっているのがわかるのですが、ちょっと遠めの道路から眺めると、オンコというよりも、巨大な木をツルが覆いかぶさる得体のしれない妖怪みたいなオブジェと化しています。お化けオンコです。

 その長芋のツル、秋になると新たな種(むかご)を実に付けます。いくつものむかごがまた地に放たれるわけです。春になると新芽。見つけ次第駆除していますが、駆除しきれません。

 何とかしなければとの思いだけはあるのですが、まだ適当なやり方を見つけていません。相当なエネルギーが要りそうです。



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