趣味
2025年07月15日ゴルフ/初めてのコース(1/2)

社会人になったとき、きっとゴルフをやることになるんだろうな、こんな感覚がありました。入社してしばらくその機会はありませんでしたが、入社2年目に入った頃、その機会が訪れます。東京勤務のときですが、業務中、いきなり当時の部長に呼ばれました。
「鈴木君、〇月◇日だけど、部でコンペやることになったので、参加よろしく。ちなみに、前日の土曜日に移動して一泊するのでこちらもよろしく」
もちろん、その時にゴルフの経験はありません。学生時代に、ゴルフ部だった友人の家に遊びに行ったとき、パターでコツンとボールを触るくらいの経験はありましたが、パター以外のゴルフクラブは触ったことすらありません。当然のことながら、練習場(打ちっ放し)に行ったこともありません。このような中、有無を言わさずいきなりコースデビューが決まりました。ゴルフ自体に興味はありましたので、すかさず覚悟を決めました。
昭和の懐かしい時代のやり取りですが、当時は、上から言われたらプライベートといえども基本は従う風潮がありました。今の時代だったら、ハラスメントかもしれません。
さっそく、その日の夜、ゴルフクラブを買いに行きました。先輩に付き合ってもらい、ゴルフショップの多い御徒町へ繰り出します。
でも、お店がいっぱいあって、どの店に入ったらいいかからわかりません。結局、何となくよさそうな店を適当に選んで、店員さんに聞きます。
「初めてなんですが・・・」
気さくな店員さんだったのを覚えています。最初から高いクラブは必要ないくらいの感覚で勧めてくれます。いくつか勧められたうち、感覚的によさそうなものを選びました。
週末、早速、練習場へゴーです。ここも先輩に付き合ってもらいました。先輩曰く、「ドライバーが当たるようになるまでには時間がないので、ここは割り切って、アイアンだけに絞った方がいい。」その言に従って、アイアンだけ練習です。しかも、ロングアイアンはドライバー同様に当たらないからということで、ミドルアイアンとショートアイアンのみ集中しての練習です。
それでも、クラブを振ってもまともにボールに当たりません。当たっても右に出ます。スポーツは甘いものではないことは重々承知していましたので、想定内といえば想定内なのですが、もどかしさ全開です。でも、何回か打っているうちに、何となくボールが飛ぶようになってきました。
(つづく)