時事
2024年10月01日新紙幣

7月3日に新紙幣が20年ぶりに発行されたのは記憶に新しいと思います。敬称は略しますが、野口英世、樋口一葉、福沢諭吉が、それぞれ、北里柴三郎、津田梅子、渋沢栄一に変わりました。
すでに3か月以上が経ちましたが、まだ、新紙幣に変わったという実感が湧きません。北里柴三郎には何度かお目にかかりましたが、津田梅子や渋沢栄一にの実物(紙幣)にはお会いできていないからです。また、財布の中はまだ旧紙幣ばかりです。
先日、知人にこの話をしたところ、「実は私も」と同感された方が何人かいらっしゃいました。
20年前に、同様に新紙幣に変わった時と比べて、流通が遅い気がしています。もっとも、1万円札に限っては、絵柄は変わりましたが福沢諭吉という構図は変わっていなかったので、いつ流通したかはあまり気にしてはいませんでしたが。
流通が遅いと感じる主な理由として、現金をあまり下ろさなくなったことが挙げられると思います。千円札はおつりで手にすることができますが、1万円札は銀行から現金を下ろさないとなかなか手に入りません。最近は、クレジットカードで払ったり、先に課金した電子マネーを使ったり。現金を使う頻度が減りました。現金を使わなければ銀行から下ろす頻度も減るのは当然です。
なかなか流通を感じない新紙幣ですが、いずれ新紙幣だけになる日は遠くないでしょう。まだ、新紙幣が来た時にはフレッシュ感があります。今のうちにフレッシュ感を楽しみたいと思います。
ところで、最近は現金を使わずにクレジットカードや電子マネーを使うことが多くなりましたが、こんな情報を耳にしたことがあります。
『小学校の算数の問題で、おつりを求める問題が出されました。引き算の練習ということになりますが、小学生から一言。「先生、おつりって何ですか?」』
どんな裕福な小学生なんだろう?と感じたことはさておいて、時代の移り変わりを実感した瞬間でもありました。