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方針

2025年05月08日ハードスキルとソフトスキル

 ハードスキルとはツールや技術や専門知識など、習得してできるようになったことや、使えるようになったもののことを指します。仕事のスキルと言えばハードスキルを思い浮かべる人が多いと思います。自身が積極的に学び、向上させようとしたスキルであり、数値化できる特性である場合が多いスキルになります。

 当社でいうと、保守技術や運転技術に係るスキルが当てはまります。ビジネス分析やデータ分析、リスク分析といったスキルもハードスキルの一種になります。

 業務を進めるうえで、必要なスキルですから、研修カリキュラムが組まれたり、OJTでの実践を通したスキルの育成・醸成が図られます。

 一方、ソフトスキルとは、効果的なコミュニケーション能力や信頼性の高さ、寛容さなど、時間をかけて身に着けた対人関係の特性をいいます。協調性や優れたコミュニケーション能力など、仕事や日々の人との関わりの中で覚えるものが多いため、自分が持つスキルとして自覚していないこともあります。ソフトスキルは、スキルというより性格的特徴と見なされることもありますが、職場で協力し成功するための基礎とも言えます。

 部下や上司とどう接するか、これはソフトスキルです。職場風土、風通しのよさの形成には、ソフトスキルが不可欠です。

 体育会系の昭和の時代は、ハードスキルが重要視されていた時代のように感じています。リーダーシップ型の運営で成功が見通せた時代ですから、上に従っておけばいいという考えのもと、ソフトスキルは今ほど必要なかったかもしれません。

 現代はというと、ハードスキルが重要であることは言うまでもありませんが、ソフトスキルも従来も増して重要とされる時代であると思います。組織の一人ひとりの知恵を結集する、やる気を促す、とういったことが求められる時代です。組織力をあげて、成果を最大限にあげるために、ソフトスキルの活用が不可欠です。

 ソフトスキルをどう伸ばしていくかは、難しいテーマかもしれません。当社は定期的にエンゲージメント調査をしています。エンゲージメントをどう上昇させていくか、これにはソフトスキルが求められます。どの項目を改善していくか、そのために何をするのか。対話や日ごろからのコミュニケーションの必要になってきます。このような課題への取組みも、ソフトスキルを磨く一方策になると思います。

(参考資料)
Julia Martins、ハードスキルとソフトスキルの違い: Asana チームメンバー 14 名の例、asanaホームページ、2025年2月3日
https://asana.com/ja/resources/hard-skills-vs-soft-skills



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