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2025年04月15日卵の殻

家庭で出た有機ごみ、ものによっては家庭菜園の肥料に使うことにしています。卵の殻もその一つです。卵を使っては、殻をとっておいて、適当なときに撒きます。
卵の殻、以下の観点で肥料として有効とされています。
・殻に含まれるカルシウム成分が、植物が生育するための栄養分になる
なお、カルシウムは、植物の細胞壁の形成に必須の栄養素であり、不足すると生育不良や病気の原因になる
・カルシウム以外にも、窒素、リン酸、カリウム、マグネシウムなどを含んでおり、これらの栄養素も植物の成長には欠かせない
・卵の殻はアルカリ性であるため、土の酸度(pH)の調整に役立つ。多くの野菜は、 pH5~7の弱酸性から中性の土壌を好む。
日本の土壌は酸性土が多いが、卵の殻を入れることで、土が植物に育ちやすい酸度に近づけることができる
卵の殻、土に戻りやすいようにある程度の大きさに砕いて撒き、土に混ぜます。砕き方にもよるのでしょうが、土に戻るには相応の時間が必要です。したがって、即効性肥料としては難しい面があります。なお、卵の殻の即効性の効果としては、肥料というよりも害虫である根切り虫が接触をいやがる効果が大きいと記載する書物を読んだことがあります。
使った卵の殻、適当な大きさの空のプランターに入れて、庭の片隅に砕かずに置いています。撒く時に、適当な量を手に取って、そのまま手で砕いて撒きます。昨年、外壁工事を行った際、そのプランターの置き場所を変えたのですが、その場所に変えたら鳥が寄ってくるようになりました。どうも鳥がつついて食べているようです。こんなの食べるんですね。
そういえば、10年くらい前に、卵の殻を庭に撒いたまま、土に混ぜずにそのままにしておいた時、土表面にある殻のかけらの大きさがちょうどよかったのか、カラスが空から降りてきて食しているのを見たことがありました。最近は見ませんでしたが、鳥にとってもいい餌になるようです。
卵の殻を入れたプランター、去年までは蓋もせずに置いていたのですが、鳥被害に遭ってからは、鳥よけの蓋をするようになりました。
場所を変えた影響は、今冬にもありました。今度は鳥ではなく積雪の影響です。外壁工事前には、家の軒下に置いていたのですが、工事に邪魔ということで、庭の中央よりの方に移動しました。その場所、積雪の影響をもろに受けます。ものの見事に雪に埋まって、冬の貯蔵場所がなくなってしまいました。改めて別のプランターを持ってきて、軒下に置き、そこに卵の殻を置くようにしています。
今、貯めている卵の殻を撒くのは、雪解けが待ち遠しい春先になります。