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2024年12月17日後片付けと秋の種取り

家庭菜園では、定番のなす、ピーマン、(ミニ)トマトをはじめ、きゅうり、枝豆など、夏野菜が多いのが特徴です。夏の収穫が過ぎれば、片づけをして、次に備えることが必要になります。
片づけでは、できるだけ根っこから引っこ抜くことに加えて、抜いた後に、土をひっくり返して天日干しにしたり、たい肥や鶏糞などの施肥をしたりします。一般的な家庭菜園の本に書いてあるやり方です。
ほとんどの野菜はすでに片づけや施肥が終わっていますが、なす、ピーマン、ミニトマトは、まだ気候が温かいせいか、収穫が続いていますので、片付け・施肥はもう少し先です。もうちょっと寒くなってからということになります。
一言で片づけと言っても、結構な労働です。まだ、それがこの先に待っています。いい運動と言えばその通りです。
ちなみに、「秋なすは嫁にくわすな」と言われるように、秋になってもなすは美味しいです。ピーマンも味は落ちません。一方で、ミニトマトは秋の気温が十分ではないらしく、甘み・酸味共に夏に比べてかなり落ちます。食卓では彩りの役割の方が大きいです。ミニトマトは、青い実がまだ多数残っていますが、赤くなるのを待っていると雪が降ってしまうので、その前に片付けます。青いミニトマトもとって置いておけばやがて赤くなります。赤くなるのを待って食しますが、味はさらに落ちます。彩りが主と割り切ります。
秋に行うもう一つの重要事項があります。野菜の他に、いくつかの花も楽しんでいますが、その種取りです。夏や秋の花は、花が終わった秋のうち、雪が降る前に種を取っておいて、来年の春に植えます。こうすると、いちいち花の苗をホームセンターから買ってくる必要がなくなります。「まめだね」とよく言われます。
現在咲いている主な花の種類は、4種類。マリーゴールド、サルビア、朝顔、コスモスです。プランターだったり地植えだったり。それぞれ、結構な量の花が咲いています。さすがにこの時期になると、朝顔は最盛期をだいぶ過ぎていますが。
花の種を取るときには、雪が降る前にとること以外に、気を付けなければいけないことがあります。種が風ですぐに飛ぶタイプのものは、タイミングを誤ると種が取れなくなります。前出の4種の場合、サルビアとコスモスが該当します。気が付くと種が飛んでいるなんてこともざらです。特にサルビアはちょっと風が強いと種がすぐに飛んで行ってしまいます。こまめに種を取る必要が出てきます。
コスモスとマリーゴールドは色が数種類ありますので、まんべんなく種取りをすることも重要です。我が家では、なぜか黄色のマリーゴールドは育成過程で害虫にやられます。数が少ないのです。黄色の種は貴重なので、率先して取ります。庭とは違う他の場所で黄色のマリーゴールドの種を見ると取りたい衝動にかられます。でも、無断でとったらまずいと自制しています。