趣味
2024年12月03日札幌―東京 電車の旅(2)

内浦湾沿いで洞爺駅を過ぎたころから、(本ブログを意識して)この光景をちょっとメモがてら記しておくか、ということでモバイルPCの電源を入れました。がここからが誤算です。さっきまで浜辺だったのに、洞爺―長万部間は内浦湾沿いを走ると言っても、ちょっとした崖の上、ミニリアス式海岸っぽい地形のようで、急にトンネルが多くなったのです。トンネルとトンネルの間で崖の下に海なんて景色もありました。トンネル内では、スマホのアンテナは立ちません。PCの電波も途切れて、とにかくつながりません。電源を入れて20分以上たってから、長万部駅に着いたあたりで、やっとつながりました。タイミングが相当に悪かったみたいです。
また、PCをつなぐ時も在来線特有の振動に悩まされました。マウスのダブルクリックがなかなか使えないのです。1回目と2回目のクリックの間に振動でマウスの位置がずれてダブルクリックと認識されません。仕方がないので、右ボタンでシングルクリックし、メニューの「開く」をクリックしました。通常通りにはいきません。
新幹線はビジネス客が多いせいか、トンネル内でも結構電波はつながります。ダブルクリックもここまで苦労をしません。それに比べると、だいぶ不便を感じます。まあ、不便さを楽しむのも旅の醍醐味なのかもしれませんが。
新函館北斗からは新幹線に乗り換えます。ここから4時間の旅です。もう夕方の時刻なので景色は楽しめるような時間ではありません。
まずは腹ごしらえ。ということで、駅弁を購入して準備OK。でも、のども渇いています。昨晩にさんざん胃腸をいじめているので、今日はアルコールはやめようかなとも思ったのですが、この手の誘惑にはなかなか勝てません。北海道限定というラベルにもつられて缶ビール(ロング缶)を一本。午前中の運動で水分が減っているせいか、やたらうまく感じます。幸せのひととき。こうやって駅弁とビールを楽しむのも旅の風情ということなのでしょう。
在来線に比べると、新幹線は快適です。揺れが少ないのと停車駅が少ないことが大きいと思います。しかも、新函館北斗から乗った新幹線が、東京まで若干ながら4時間を切る「最短の」新幹線で、停車駅が少ないタイプのものでした。停車駅は、青森、盛岡、仙台、大宮のみ。八戸駅や上野駅は止まらずに通過です。
東京に着いたときは夜の9時過ぎ。やっと着いたという感じです。正直、8時間の長旅はこたえました。新幹線も快適ですが、断続的とはいえ、その前の在来線でさんざん睡眠をとった後では、酔いや疲れの割に眠気は来ません。また、酔いや疲れのせいか、何かをやろうにもその気もなかなか起こりません。車内では、若干、手持無沙汰な時間がありました。
もう一回チャレンジする気持ちあるかって? 特別な理由でもない限り、次からは飛行機にしようと思います。電車の旅にしても、途中下車して一泊するとか、一気に8時間はもういいでしょう。若い時ならともかく、やっぱり年齢相応は大事です。
特に在来線は、特急といえども、風情があるとはいえ身体にはこたえます。北海道新幹線、早くできるといいなと思いました。東京ー札幌間はだいたい6時間又はそれ以下に短縮されるように思います。東京―福岡間と同じくらいでしょうか。新幹線一本であれば利用するときがあってもいいかなと何となく感じています。
(終わり)