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2024年10月17日猫との格闘

 家庭菜園をしていると、厄介な訪問者との闘いがあります。我が家では猫です。近所で餌をあげている方がいるせいなのか、なぜか野良猫が多いのです。

 猫は、容赦なく菜園に侵入してきます。侵入するだけならいいのですが、猫が糞尿をされると厄介です。動物の糞尿は肥料になることが多いのですが、猫については違います。猫の糞尿は酸性度が高いと聞いていますが、植物は育ちません。

 タネや苗を植える前、石灰や肥料をまいたりして土を耕します。見た目からふかふかの土ができ上ります。この時が要注意です。猫からしてみれば格好のトイレ場に見えるようです。だいたい決まったところに用を足されます。せっかく耕した土地が、一部とはいえ台無しになります。糞を除いて、石灰をまいて中和して、一からやりなおしです。たまったものではありません。

 苗を植えた後や雑草がある程度生えてくると、菜園に侵入してもトイレ使用まではしないようです。なぜかはわかりませんが、我が菜園では、経験上、そうなっています。ここは助かっています。

 猫の侵入に対しては、ネットで囲いを作ったり、猫除けマットを置いたりして対策します。猫が嫌う薬剤を買って置いたり撒いたりもしましたが、薬剤は効能期間が限られ、頻繁な取り替えが必要になるため、最近はあまり使用していません。ただ、コーヒーの匂いが嫌いということを聞いたので、効くかどうかは別として、コーヒーかすをためておいて時々通路に撒いたりしています。

 少なくとも、猫除けマットとネット囲いは、功を奏しているようです。ただ、ネット囲いはほそい網を使ったせいか、猫に爪でひっかくと破けて侵入できることを覚えられたことがあります。その都度、修繕です。格闘を繰り返します。

 また、侵入を直接見つけたときはとにかく怖い思いをさせます。追いかけたり、空き缶を投げたり。石は当たると怪我するので投げないようにしています。

 こうした成果が出たのか、最近では猫の侵入は減ってきました。

 でも、このようにして猫の撃退に成功した年に、気づいたことがあります。猫の侵入がなくなると、こんどは鳥が頻繁にやってくるということです。小鳥です。ちょっとした木の実や、タネを植えた後の若芽など、鳥にとっては餌になるものが多いようです。ニンジンが発芽して、少し育ってきたら一網打尽にされた経験があります。猫の侵入が実は小鳥を撃退してくれていたことに、そのとき初めて気づきました。

 自然界ではいろんなことが起こっています。やっかい者でしかないと思っていた猫が、実は役立っていた。いい勉強になります。



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