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時事

2025年04月10日スマホ入力

 とある宴会の席です。会社関係の宴会、といっても業務つながりではなく、スポーツつながりの宴会です。そこで、ちょっとしたゲームが企画されました。

 お題の文章が与えられて、Line(ライン)にその文章をそのまま打ち込み、事務局に送信するというものです。よーいドン!で始めて、早かった人が勝ちです。事務局は誰が一番早いかとともに、ミスタッチはないかをチェックして勝者を判定します。

 若い方と年配の方では、相当のハンディがあるでしょう、ということで、若者、年配、女性に分かれての対戦です。私は年配戦に参戦です。

 まず、若者戦。よーいドン!で始まります。けっこう手馴れているかに思いきや、入力に苦労しています。もちろん、われわれ年配者に比べれば早いですが、日ごろからスマホをそんなにはいじっていないようです。スマホをいじる時間よりもスポーツで身体を動かす時間優先というメンバー構成だったようです。

 若者戦の次は年配戦です。当社の前社長も参戦、負けられません。スピードを競う場合は、文字をスライド入力するか、回数で入力するかで差が出ます。「お」を入力するときに、「あ」を下にスライドさせて入力するか、「あ」を5回たたいて入力するかでは時間に差が出るということです。我々の世代は、ガラケーを経てきていますが、ガラケー自体が回数入力でしたので、その名残で、スマホも回数入力の人がまだ少なくないようです。私も最近までは回数入力でしたが、今はスライド入力に変え、ちょうど慣れてきているところでした。そのおかげかどうかはわかりませんが、勝負は勝たせていただきました。 

 最後は、女性部門です。ここの優勝者、とにかく早かった。文字の入力の仕方、身体が覚えています。身体といっても動かすのは親指一つですが。頭が文字を認識したら、間髪入れずに親指が勝手に反応する、こんな感じです。とにかく親指が止まる時間がありません。見ていて芸術的、びっくり仰天です。とても真似できそうな代物ではありません。ちょっと毛色は違いますが、e-スポーツもきっとこんな感じなのでしょう。ぶっちぎり、ダントツで優勝されました。

 一緒にこの光景を見ていた方が、最近の方は、PCもキーボードタイプではなく、スマホタイプのものを用いて入力すると解説してくれました。キーボードもエキスパートになると話し言葉と同じくらいの早さで入力されますが、それと同様な速さで入力できるのだそうです。スマホやタブレットが主流になり始めている中、PCもそれらと入力のしかたが同じというのは理にかなっているのかもしれません。

 社内の若い方に、この話をしたとき、すでに自身のPCはキーボードタイプでの入力ではなく、スマホタイプですといわれました。「えっ!そうなんだ」 世の中の変化の速さを感じます。

 スマホタイプの入力が主流になる日がきて、「まだ、そんなキーボード使ってるんですか?」こんな会話がなされる日も遠くないのかもしれません。



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