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時事

2025年02月18日六ヶ所村・冬の発見

 原燃時代とジェイテックに来てからでは、バスの通勤ルートが微妙に違います。どこが違うのか。三沢市内ももちろん違いますが、六ヶ所村に入ってから鷹架沼に向かう時に、原燃時代は鷹架沼の海側の道を通るルート、ジェイテックではろっかぽっかを経由して、鷹架沼を縦断するルートになります。このルートの違いから、この冬にいくつかの発見をしています。

 冬になると、北の方から白鳥がやってきます。冬の名物詩です。冬の鷹架沼では何羽かの白鳥が水面にいるのを目撃します。原燃時代も今でもこれは同じです。

 一方、秋から冬に変わる頃、白鳥がちょうど来はじめる頃と思います。ろっかぽっかへ向かうルートの途中に、トウモロコシ畑があります。何となく、家畜用かなと勝手に思っていますが、結構広大な敷地です。もちろん、季節が冬に変わるころは、トウモロコシはすでに片付けられています。まだ雪が降る前のある時、そこに、20羽くらいの白鳥がたむろしているのを見かけました。どうも、畑に落ちているトウモロコシのおかげでいい餌場になっているようです。

 「陸地でこんなにも白鳥がたむろしている。六ヶ所村にこんなところがあったのか」 私自身、陸地での白鳥の群れは珍しい光景でしたので、早速、この話を社内でしました。その際、社員から「もっと増えますよ。100羽くらいになります」と教えられました。白鳥は日に日に増え、その通り、100羽くらいの白鳥が降り立ちます。今まで知りませんでしたが、地元の風物詩と言っていいように思います。茶色の土壌の上に、少し大型の白い鳥の群れ、なかなかの光景です。でも餌がなくなると、白鳥はいなくなります。何日か経って見たときには1羽もいませんでした。この光景が見られる期間は短いようです。

 もう一つの発見です。
 ジェイテックバスは鷹架沼を縦断するルートを通りますが、縦断するときに橋を渡ります。この橋は、私が社会人になった時はありませんでした。原燃サイクル施設の立地に伴って整備された橋です。この橋は沼を分断するように作られています。ダムとまでは言いませんが、沼の水面は橋によって東西に分断されています。水中では沼の水はつながっていますが、見かけ上、沼が東西に分けられた形になっています。東側は太平洋につながり、西側は陸地に覆われています。

 この東西で、水面の凍り方が違うことに気づきました。太平洋につながっている東側は凍りづらく、逆に陸地に覆われている西側は、それに比べると凍りやすくなっています。バスで通過する際、表面が凍っている西側の水面と、波がたっている東側の水面を見ることができます。雪が降ると、西側は氷の上に積もりますが、東側は積もりません。積もった西側には白鳥は見られませんが、東側には白鳥が水面に浮かんでいます。

 冬が深くなっていったときに、東側がどうなるかは引き続き観察したいと思っています。

 この発見、村内の方には、何を今さらと思う方もいらっしゃると思いますが、自身にとっては、ちょっとしたバスルートの違いから、楽しい発見になっています。



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