方針
2026年04月14日優秀に感じる人とは

「あの人は優秀だ」よく聞く言葉です。また、自身もよく使う言葉です。しかも、優秀と呼ばれる人は、特定の方だけでなく複数の方から言われることが少なくありません。
では、優秀な人とはどのような人を指すのでしょうか。
「話し方や説明がわかりやすい」とか、「学習意欲がある」とか、「計画力と実行力がある」とか、「いつも成果をあげている」とか、いろいろな視点があります。
でも、人が他人を優秀と感じる場合、客観的な基準というよりもその人が持っている基準に基づいて判断がなされるケースが多いのではないかと思います。基準と書きましたが、場合によっては、これをその人に対する期待事項と置き換えてもいいと思います。
自分が持っている基準(期待事項)に対して、それよりも上を行く場合が「優秀」、基準通りの方は「普通」、基準に達しない方は「普通より下」となるように思います。
この基準、個人個人によって一致しているかというと、一致しているケースも多いとは思いますが、すべてがそうかと言われると必ずしもそうではありません。例えば、ある人が優秀と言っている方が、違う人からみると優秀ではなくて普通ということは珍しいことではありません。
自身にスキルがない現場作業を人に頼んだ時、計画より早く作業が終了したとすれば、優秀な人に頼んでよかったと感じるかもしれません。でも、頼む側の人間にもスキルがあり、ある事情で人に頼んだが自分でやった方がもっと早くできたケースであれば、計画内に終わったことをもって普通と感じるでしょう。
また、優秀か否かを評価される対象者の置かれた状態によっても基準は変わってきます。対象者の経験が乏しく育成段階であった場合、今はそのスキルはなくてもいい段階ですから、例えば、そのスキルを取得するスピードが速いと感じれば優秀と感じるでしょう。一方で、育成段階を経た立場の方が、改めてそのスキルを取得する必要がある場合は、スキルがあって当然なので、その方を優秀と感じるケースは少ないように思います。
経験上、業務の上で優秀と感じるケースが多いのは、その人の役割・役職よりも1~2段階上の業務を行っている人が多かったように思います。
一般職であれば、主任のような考え方やスキルを持っている、副長であれば、課長や部長が判断するようなやり方をしている。課長であれば部長の、部長であればその上役の、これを感じさせてくれる人は、優秀と感じます。
一般の担当者が担当に見合った仕事をきっちりとする、主任が主任の仕事をきっちりとやる、副長が副長の、課長が課長の、部長が部長の、これはこれで、そもそもの期待事項ですから非常に大事なことです。業務や人事の評価でも、評価されるべき内容です。
でも、反面、それは基準どおりということになりますから、評価する人からは「普通」と感じるケースが多いということにつながります。