時事
2026年06月23日緑の協力隊(1)

24年前の2002年、労働組合の委員長をやっていた時です。産別の東北電力総連で「緑の協力隊」なる活動がありました。海を渡って、中国の内陸部に出向いて植林を行うという活動です。
中国の内陸部には、雨がほとんど降らない砂漠のような地域があります。農作物も育てるのが難しく、人々の暮らしも裕福ではありません。そこに植林をして緑を育てる活動です。緑が現れることにより、土地や気候の改良が進むことを期待する、こういったコンセプトでの活動です。
東北電力傘下の労働組合のメンバーが20人近く集まって、現地を訪れます。東北電力総連の役員が隊長になり、メンバーを率います。当時、私は原燃別会社労組の委員長でしたが、同時に東北電力総連の副会長でもありました。東北電力総連の会長と数人の副会長の中から隊長が選ばれますが、そのときのお役目は私ということになりました。
海外の活動、通常は希望を募ると希望者が殺到して人選が大変になるのですが、この活動だけは、希望者が少なく、別の意味で人選が大変な活動です。
希望者が少ない主な理由は、以下の通りです。
・中国内陸部での肉体労働が主であり、また、丘を登ったり降りたりが続き、相応の体力を必要とすること
・きつい労働の後に、まともに風呂に入れるかも約束されない、まさに3K(きつい、汚い、危険)作業であること
・観光地とはちがって、豪勢な料理や華々しい景色は期待できず、トイレにも苦労する片田舎での活動であること
歴代の経験者からも「大変な活動」と伝えられているようで、会長・副会長の面々も、隊長を引き受けるのは敬遠気味です。今回は鈴木さんでよかったとの雰囲気がありあり。
でも、当の本人の私はウキウキしていました。
相応の体力を必要とする? 日ごろから運動(テニス)をしていましたから、体力には自信がありました。丘の登り降り、そんなに大変とは思えません。何とかなりそうです。
まともに風呂に入れないかもしれない? 限られた期間だし、もともとそんな活動なのだからそう思って行けば何とかなるでしょ。
片田舎の作業? 中国の内陸部へ行くなんて、自身で行きたいと計画したとしてもめったやたらに行けるものではありません。そんなところに行ける機会があるだけで喜びです。初めての土地は、どこに行っても楽しいものです。絶対にいい経験ができるはず。
(つづく)