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時事

2026年07月21日緑の協力隊(9)

 ホームステイでの夕食は、奥様と帰省された娘さんが、腕によりを振るって準備してくれました。食材など、必要なものは、緑の協力隊側の方から提供がなされているようです。
 野菜炒め系が主になりますが、大皿に3~4皿がふるまわれます。家庭的な中国料理といった感じですが、非常においしく、食が進みます。でも、ふるまわれたボリュームが半端ではありません。腹回りが2倍に膨れ上がるくらいにがんばって食べましたが、ぜんぜん追いつきませんでした。
 日本でも、特に私の祖父母の時代では、もてなすときに足りなくなるのは恥という文化がありましたが、同じような文化があったのかもしれません。

 かなりお腹に詰め込みましたので、皆で相当の体重増を覚悟しましたが、メニュー自体が野菜主体のヘルシーメニューだったこと、緑の協力隊の活動自体がそもそも身体を使う活動でしたので、むしろ、体重は減る方向に働きました。

 現地でもかなり裕福な家庭だったのだと思います。夕食時にはビールもふるまわれました。青島(チンタオ)ビールです。瓶ビールですので、栓を抜かなくてはなりませんが、当時、現地の各家庭には日本で使うような栓抜きはありません。
 これも先人たちから知らされていたので、日本から栓抜きを持っていきました。ちなみに、現地の人たちはどうやって栓を抜くか。歯で抜く? 日本人でも歯で栓を抜ける人を見たことはありますが、ここでは、割りばしを使って栓を抜くのが一般的なようです。これ、日本人はなかなかできません。ちょっとした技術というか芸術です。

 ご主人さんは、白酒(パイチュウ)をたしなんでいました。我々がこれまで経験してきたアルコール度数38度のマイルドタイプではなく、62度の王道タイプです。これをおちょこのような容器で、ストレートでぐいぐい行きます。
 団体での宴会のときのような「カンぺー」はありませんが、王道の62度の白酒はまだ経験していなかったので、せっかくの機会とばかりに何杯かいただきました。さすがにアルコールが強い。マイルド系の方が我々の口には合うようでした。

 日本から、紹興酒を持ってきていたので、ご主人さんに「知っているか?」と尋ねたところ、「知らない、初めて見た」とのこと。紹興酒は、日本ではおなじみの中国酒ですが、中国人でもポピュラーということではないようです。
 「ちょっと、飲んでみては?」ということで、少量をお試しになられましたが、飲むやいなや、かなり渋い顔をされました。全然、口に合わなかったようです。「やっぱり、こっちがいい」と飲み慣れた白酒に戻ります。

 ご主人さんが白酒を何杯か続けるうちに、奥様の雲行きが怪しくなってきます。「ちょっと、飲みすぎじゃないの?」 しぐさでわかります。どうもこの光景は、万国共通のようです。

(つづく)



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