方針
2024年08月01日自分語り(3)仕事をする上での心がけ

最近、好きな四字熟語は何ですか?と聞かれたことがありました。日ごろから座右の銘なるものをあまり意識していなかったので、一瞬、迷いましたが、パっと出てきたのが、「日々精進」「日々改善」です。
私が課長だった時分、当時の社長が盛んに口にしていた言葉があります。
「現状に満足した時から退歩が始まる」
以来、この言葉を胸に刻みながら仕事をしてきています。上述の四字熟語もここからきています。成功したときはその成果に満足せずに次のステップに向けて邁進する。失敗したときは、いちいちくよくよせずにその失敗を克服(改善)し、次につなげる。こういうことです。
現状に満足できる状態の場合、何も変えないでそれを維持していく方が誰もが楽と感じます。居心地もいいに決まっています。けれどもそれでは周りの進歩についていけず、気が付くと取り残されているということも起こります。企業体でこの状態を作ってしまうと死活問題に発展します。
この発想の先端を行くのが、トヨタでしょう。改善に終わりなしも同義と認識しています。だからすぐにトヨタのようになれということではありませんが、日ごろ、皆さんと接するときには「日々精進」「「日々改善」の精神で接することになると思っています。
また、個人的に気を付けていることの一つに「おひたし」があります。報連相が下の者から上の者に対して使われるのに対して、それを受けた上の者のあるべき態度として推奨されている言葉です。
おこらない(怒らない)
ひていしない(否定しない)
たすける(助ける)
しじする(指示する)
根性論が蔓延していた昭和世代では、怒られて、否定されまくって鍛えられてきました。だから、結構「おひたし」の実践は大変です。特に、怒らない・否定しないは、ある意味、自身の性格に反してのチャレンジな部分があります。でも、皆さんの力を結集して物事を成す方が大事ですので、かなり気を付けたいと思っています。ただ、時々、性格が出てしまうことがあります。その時は優しく(?)気づかせてくれると嬉しいです。