方針
2022年10月18日言われたらやる?

仕事の進め方として、業務として言われる/言われない、それをやる/やらないで、会社員は4つのタイプに大別されると思っています。実際にやる場合には「よく考えて」とか「納得して」とかのフレーズがついて、かつ進捗等を適宜報告、連絡、相談をして、という前提があることが普通です。
①言われたらやるけど、言われなくてもやる
②言われたらやるけど、言われなくてもやることがある
③言われなかったらやらないけど、言われてもやらないことがある
④言われなかったらやらないけど、言われたらやる
さて、会社員(組織人)として上記①~④のうち、どういう順でそうあるべきだと思いますか? その付けた順の中で、自分はどこに属し、今後どうあるべきだと思いますか?
①が最も好ましいとされるのはいうまでもないのですが、②③より④の方が計算できて好ましい面もあることは想像いただけると思います。
②の人が言われなくてもやる場合は危険敢行性が高く、③の人が言われてもやらない場合は認識不足か確信行為かのことが多いので、案外組織には②③の人が居て、うまく運営できないということが多いのです。言い換えると、②が求めていないことを積極的に行うおそれがあることに対して、③がやるべきことを行わないおそれがあるということなので、例えば、マニュアルにないことを勝手に判断してやるのが②で、「あいさつをしよう」というような、いわば約束事をしないのが③です。組織としては②では間違いが怖く、③では相当手間が掛かり、④では間違いを犯さないが保守的過ぎるというような観点で、注意を要するという理解です。
以上に近い話は、ゼークトの組織論にあるのですが、それはまた別の機会に。
皆さんのご参考になれば。