方針
2023年10月19日二匹のヤマアラシ

極寒の中、二匹のヤマアラシが体を寄せ合って温め合おうとした。
しかしながら、相手の針がお互いに刺さることになって、痛くて体を離すことにした。
そうするとやはり寒いので、また体を寄せ合おうとした。
それを繰り返すうちに、お互いに適切な距離を見つけることができた。
同じ目的で協力しようとしても、どうしても合わない相手は居るものです。
同じ目的を共有できるのであれば、お互いにちゃんと向かい合って冷静に対話をしたり、議論したり(ぶつかったり)しながら、ある程度はお互いを認める等を行えば、適切な距離感は見つかるものです。
同じ目的を共有できないほど、大人になり切れない場合には、「課題の分離」に頼るしかないのかもしれませんが、何れにしてもハラスメントのようなコンプライアンス案件でなければ、第三者を介したり、上司に頼ったりしながら、解決していくことをお勧めします。
きっと、他の職場に行っても、何れ同様なシチュエーションに遭遇し、同様な心境に至るに違いないと思います。どこかでしっかりと手を打つ、打ち方を定めないと、一生落ち着いて仕事ができなくなるかもしれません。
これは同僚間だけに留まらず、対顧客、対協力会社でも起こり得ることなので、全ての対人関係を持たないようにして誰との関わりもなく生活することができない以上、ほぼ続く悩み事であると個人的には思っています。
参考:『座右の寓話』、戸田智弘、ディスカヴァー・トゥエンティワン