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方針

2024年04月04日キャリアをひらく

 従業員の皆さんは、今の業務が会社を退職するまで同じように続くわけではありません。
 ①技術や知識を身に付けた後に、組織の後輩に業務を指導する変化
 ②昇格し、チーム員や部下が責任と共に増え、業務を管理する変化
 ③業務内容が変わり(増え)、対応可能な業務分野が増える変化
 ④所属部署が変わり、視野を拡げ対応可能な業務分野が増える変化
 ⑤さらに昇格し、業務管理以上に、企画、計画などまで行う変化
等々ですが、どこまでのことを自分自身で想定されているかは人それぞれだと思います。

 これらの変化によって自分が成長するという観点では、技術的、業務的に自ら判断し行動できる範囲が広がるということでの実感が多くなると思います。こういった個人の成長と会社の発展は、バランス良く行われる必要があります。

 個人としては、十分な成長がなければずっと一作業員、一担当のままともなり、知識・経験の拡大だけでなく、後輩の指導や生産性向上に繋がる提案が出来なければ昇格等は行い難くなります。もし当社が実際に手を動かす業務の方ばかりになると、今でも価格転嫁が十分とは言えない客先からの査定単価はまず増えないので、一人当たりの売上が伸びず、従業員全体に支払う報酬を伸ばせません。それでも良い人は居るでしょうが、きっと少ないのではないかと思います。

 成長のプロセスとして、代えの利かないスペシャリストとして万人に認められず、報酬に満足できなければ、何れかのタイミングでキャリアチェンジを図る必要があります。そのプロセスでは、運転部門・保守部門・間接部門という異なる分野を経験することもあれば、昇格等も含めて現場作業と資料作成という主とするジャンルを変えることなどもそれに当たるかもしれません。そこに転職を選択肢に入れないで欲しいとは思いますが。

 現場作業の方々が欠かせないことは言うまでもありませんが、それ以外の方々(指揮者、監督者、エンジニアなど)も在籍するので、当社の給与水準も福利厚生も維持できています。現場作業員から現場指揮者(監督者)などを目指すこと、さらに扱う業務範囲や管理能力を増すことで、個人としても成長し、会社としても発展に繋がります。

 そこで、扱える(知っている)内容を、技術的にも業務的にも増やし、後進に譲らなければ、成長や発展はないので、ある程度のレベルに到達したという段階で、業務拡大(担当変更、異動など)や昇格が会社から提示されなければならず、そうでなければ従業員の皆さんから要求し、そうされない理由、事情を共有する必要があると理解しています。



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