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方針

2022年08月09日目的と手段の逆算

 目的と手段が連鎖することがあり、混同することが「手段が目的化する」元凶なのですが、逆にこれを意識して日頃の作業や業務を行うことで、今までとは異なるステージで仕事ができるのではないかと思います。

 こんな昔のお話があります。

 旅人が、建設現場でレンガ積みの作業をしている人に「何をしているのか」と質問をしました。
 1人目の作業員は「レンガを積んでいる」と答えました。
 2人目の作業員は「壁を造っている」と答えました。
 3人目の作業員は「大聖堂を造っている。神を讃えるためにね。」と答えました。

 さて、皆さんなら自分の業務について、どう答えますか?

 このお話では、レンガを積む行為そのもの(手段)を答える、レンガを積む目的(手段)を答える、壁を造る目的(手段)を答え、さらに大聖堂を作る目的までも言及するという姿勢の違いが表れていると思います。これらの答えそのものはともかく、どこまで大きな視野で作業、業務を行っているか、ということ、即ち志を持った作業を行えているかということは、一作業一作業を行うことに対して間違いなく有益になると思います。

 会社の経営方針から、部、グループと個人まで具体化された業務目標の連鎖、連携にも当てはまりますので、自分の仕事は、自分(家族)や仕事仲間(会社)の幸福に、さらにそれが親会社の事業にどう繋がり、地方や国といった社会のためにどのように繋がるかまで考えられれば、今の仕事も非常にやりがいや意義あるものとなると思います。



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