方針
2022年08月02日知る、わかる、できる、教える
標題は知識レベルの４段活用のような感じですが、能力開発の４つのステップと言われます。
「知る」と「わかる」の「わかる」のうち「解る」の意味では、それをきちんと応用し実践できるレベルに至る準備が整っているということであり、その次のステップではそれを実践するというフェーズで「できる」という段階に至り、それら全てを他の人に「教える」ことができることが、その人の力量や能力であると真に呼ばれるまでの段階になると思います。
ここで「知る」、「わかる」、「できる」、「教える」が順に次のステップが上がる際には、それぞれ格段の差があることを意識しなければなりません。
これを踏まえると、能力を伸ばす最善の目標は、この最終段階を意識した「人に教える」ことだと思います。「教える」ことには、その行為の中に非常に多くのことを含んでいるためです。即ち、４段活用の「教える」という段階に至るまでには、知識のあいまいさを無くし、事前に伝える内容を整理し、考え方やプロセスを相手に分かるように示し、場合によっては実際にやって見せることが必要になるということです。
この「人に教える」という目標を通じて、学びや成長を意識しつつ、物事に取り組むことが自分自身にとって非常に効果的になると思います。
かく言う私も、直接誰かに何かを教えている訳ではありませんが、このブログで伝えようとする内容を頭で整理し直して実際に書くことによって、自分自身の学びや感性を再認識する真似事をしていると思うことがあります。
因みに、昨今躍起になっているコロナ感染対策についても、個々人が単に受け入れる、実行するという感覚で止まるのではなく、人に指導できる立場になる（教える）ということまでを意識すると、もう少し違った考え方や対応ができるのではないでしょうか。
