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2026年01月08日業界用語

 特管職。特別管理職の略です。課長以上の役職を指し、電力業界では広く用いられている言葉です。ちなみに、特別管理職でない社員は、一般職と呼ぶことがあります。労働組合は、この一般職の方で構成されます。

 私も、電力業界で育ってきましたので、この特別管理職という言葉に慣れ親しんできた一人です。でも、世間では管理職という言葉はあっても、特別管理職という言葉は一般的ではないようです。

 とある外部の委員会の席で、委員の方が発言されました。電力業界の方ではありません。「特別管理職って何でしょうか?」
 「実は業界用語だった」世間一般的に使用されている言葉と思っていましたので、ある意味、ショッキングな瞬間でした。世間では、課長以上は管理職であって特別管理職ではありません。管理職に特別がつく、質問された方はどんな管理職なのかわからなかったのだと思います。

 なぜ、管理職に特別がつくのか? 正解を聞いたことはありません。でも、思い出すと、副長はいわゆる管理職には相当しませんが、マネジメントの一端を任せられることから、一般管理職と呼ぶことがありました。この一般管理職と区別したのではないかというのが私の理解です。
 ある会社では、副長の中でもチームリーダーという役割を与えられている人がいます。よりマネージャーに近くなっていますから、一般管理職と特別管理職を分ける必要性が高まっているとも言えます。

 業界用語というわけではありませんが、電力業界には、敬称にまつわる変な習慣を感じることがあります。メールの宛先など、〇〇様と書くことがあると思いますが、この様をひらがなにして、〇〇さまというメールを目にします。複数の方が行っていて、目にする機会は少なくありません。
 特に宛先に役職が付いた際に多いように感じます。○○課長さま、◇◇部長さま。こんな具合です。

 ちなみに、役職の後には、○○課長殿、◇◇部長殿のように、「殿」をつけるのが一般的です。社内であれば、「殿」つけずに呼ぶこともしばしばだと思います。○○課長、◇◇部長、あるいは、単に課長、部長と呼びます。
 もともと、「様」は立場が上の方に用いる言葉、「殿」は立場が同等か下の者に用いる言葉とされています。大河ドラマや時代劇を見ていると如実に使い分けています。したがって、上の立場の課長や部長に「殿」は抵抗があるという発想をする方もいます。でも、役職には「様」の意味が含まれています。役職のあとに様をつけると、〇〇様様となり、かえって相手に失礼となります。このようなことから役職の後には「殿」が用いられます。

 「さま」が用いられる趣旨は、私自身、分かっていません。「様」と「殿」の中間を狙ったか、仰々しくなく親しみを込めた表現したいということかと思っています。

 もしかすると、当社内でも真似をしている人がいるかもしれませんが、社会一般的には非常識と捉えられても不思議ではありません。用いるにしても、業界内、限られた世界にとどめておいた方がいいと思います。



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