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2025年12月16日初めての高知(3/4)

 ひろめ市場では、トレーにカツオのたたき(塩、醬油たれの2種)とちょっとしたつまみ、ビールジョッキ2本を乗せて、席探しです。
 空いていそうなテーブルを見かけては、「一人ですがいいですか?」と聞きますが、決まって「連れがいます」と断られます。 
 こちらは相席でも十分。旅の出会いも乙なものとの思いなのですが、ここにいる大多数の方は、家族連れか仲間内で来ていて、部外者との接触は望んでいないようです。ましてや、こんなおじさんとは一緒したいとは思わない。そりゃ、当然かもしれません。なかなかうまくいきません。

 でも、中には、旅の道中で、見知らぬ人との接触を楽しむ方もいるはず、と言い聞かせます。
 と、ここで気づきます。「一人ですがいいですか?」という聞き方がまずいのでは? この聞き方では、旅の道中で一時をご一緒しましょうには聞こえません。

 ちょうど、立ち席用のテーブルだったのですが、20代(だと思います)の女性が一人で、仲間を待っている風でしたが、ビールを飲んでいるところに出くわしました。さっそく、声をかけてみます。今度は聞き方も変えます。  「すみません、できればご一緒したいのですが、いいでしょうか?」
 「いいですよ。どうぞ。」女神様みたいな方。座席ではないにしても、やっとテーブルにありつけました。

 その女性、友人と来ているのかな?と思い、会話をしてみると、連休を利用して神奈川県から会社の女性同期9人で高知旅行を楽しんでいる最中とのこと。2~3人くらいでの旅行と思っていたら、なんとお仲間が8人もいる! というより、同期とは言え9人もの人数でそのような催しができること自体が素晴らしい。
 このような場合、皆にその気があっても、企画係、いわゆる世話人がいるかいないかで、それが実現できるか否かが決まることが多いです。「そのような人がいるんですね」と尋ねたところ、その彼女自身が企画係ということでした。これまで何回か同期旅行を企画しているのだそうです。

 そんなバイタリティ溢れる彼女だったから、こんなおじさんも気軽に受け入れてくれたのでしょう。親子ほどの年齢差ですが、旅慣れをされているせいか、会話も弾んだように思います。とてもラッキーでした。
(つづく)



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