時事
2025年12月25日被写体?

退勤バスでは、最寄りのバス停ではなく、よくその前のバス停で降ります。そこからちょっとしたウォーキングです。途中に本屋やコンビニがあるので、ちょっと寄り道することもあります。
家路の途中に、市でも有名な公園があります。その公園、健康器具があります。ぶら下がって足上げ腹筋。軽い(?)トレーニングとしてはちょうどいい器具です。30秒ぶら下がったあと、10回足上げをします。最初はぶら下がるだけでも辛かったのですが、だんだんと慣れてきます。でも、ちょっとサボると身体はすぐ劣化してきますから、毎日ではなくてもいいので、継続することが大事です。
この公園で、トレーニングをする時間帯は、退勤後だと今は日も暮れて真っ暗です。街灯の明かりのみです。実は、この公園、20年くらい前に「おやじ狩り」があった場所です。おやじ狩り、今は聞かなくなりましたが、暗い公園での一人歩き・トレーニングは用心が必要です。人が近寄ってこないかは、いつも気にとめています。
先日、健康器具にぶら下がって足上げをしていると、こちらに近寄ってくる人影がありました。内心、緊張が走ります。よく見ると、女性のようです。おやじ狩りの危険性はなさそうですが、片手にスマホを構えて、こちらに向けて写真をとるポーズを始めます。
「えっ! おやじのトレーニングの写真? 物珍しいから? 冷やかし?」こんな思いがよぎります。断りもなく勝手に撮られていると思うと、あまりいい気分ではありません。
でも、シャッターを押している割には、フラッシュがたかれません。「私を撮っているんだったらフラッシュがたかれるはずだけど。違うのかな?」
気持ちがよくないので、トレーニングもそこそこに切り上げて、その場を離れることにしました。彼女の写真の範囲から外れるように移動です。でも、その女性、私が離れても写真撮影をやめません。
「何を撮っているんだろう?」と上を見上げると、満月が雲間から姿を見せています。
スーパームーン。そう、その日は今年最大のスーパームーンの日でした。すっかり忘れていました。その女性はスーパームーンを撮影していたのです。
「私が被写体のわけないのに」というちょっと恥ずかしい気持ちと、「スーパームーンに気づかせてくれてありがとう」という感謝の気持ちが交錯です。
しばらくすると、スーパームーンも雲に隠れてしまいました。夜のスーパームーンはそれっきりでした。が、翌朝、まだ日が登らない時間帯に玄関先に出たら、西の空にくっきり浮かんだスーパームーンが残っていました。高度が低く、周りの建物と比較ができる位置だったせいか、夜よりも大きく感じます。
今年は、早朝もスーパームーンを楽しませてもらいました。