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方針

2024年01月11日リーダーシップの変遷

 去る10月からチームリーダー制度が導入されてから、チームリーダーの方もそうではない管理職(一般、特別)の方もリーダーシップはどうあるべきかについて、考えることもあったと思います。最近では、以下の2つの言葉、
 ・中国の古典にある「君は舟なり、庶民は水なり」
 ・「甲陽軍鑑」にある武田信玄の言葉「人は城、人は石垣、人は堀」
  (勝負における人の働きの大切さを説く格言)
でも分かるように、リーダーシップを持つべきマネージャーはメンバーより偉いわけではなくて、役割が違うだけ(ある意味、主役だけではドラマ、映画、演劇などができない)との考え方が、現代経営ではより良い人間関係の理解に繋がると言われます。即ち、主役はむしろメンバーであるというマインドシフトも大切だということです。

 かつては、圧倒的なパワーを持った一人のリーダーが強引に引っ張るスタイルが主流で、いわば命令型とも呼ぶべき①支配型リーダーシップでしたが、これからの時代に推奨されるのは、奉仕型といわれる②サーバント型リーダーシップで、個々の力を強化しながら組織の成果を最大化していくタイプです。さらに、多様性ある組織では、包括型といわれる③インクルーシブ型リーダーシップが有効だと言われ、多様な人材を多様な価値観に即して任せていくのが特徴です。どのタイプが良いかは、時と場合によることもあるのでしょう。

 強い恐竜ではなく変化に対応できた種が生き延びたのは、変化への追従性ではないかと言われます。メンバーの特性をよく理解して、リーダーシップの在り方を相互に(管理職、指揮者、先輩)よく認識することが強い組織へのポイントだと思います。

参考:ダイバーシティに不可欠なインクルーシブ・リーダーシップとは、株式会社ピープルフォーカス・コンサルティング、2022.06.08
https://www.peoplefocusconsulting.com/announcements/articles/1005/



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