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方針

2023年11月09日コスパ、タイパ、etc.

 コスパはコストパフォーマンスの略語で、一般的に使われている費用対効果を表す言葉であることはご存じの通りです。当社でも投資に関しては、コスパ(費用対効果)はしっかりと念頭に置くべき話として検討がなされ、コスパが悪ければ(さらには、投資費用が回収できなければ)投資の取りやめということになるのもご存じの通りです。

 これに対して、最近特に若い世代からタイパなる言葉が使われるようになっており、個人的には興味深い状況にあると思っています。タイパはコストパフォーマンスの時間版、即ちタイムパフォーマンスの略語で、掛けた時間に対する満足度を表す言葉です。この言葉は、若い世代(10代~20代のZ世代)中心に意識する傾向が強いとされますが、若い世代ではない(失礼!)皆さんでも動画を倍速で観たり、家事と同時並行で映画を観たりという行動が例として挙げられます。最近ではYouTubeよりtiktokやInstagramのリールなどでの情報収集にも需要があり、YouTubeもYouTubeショートに対応するようになったのも、この表れとも言えると思います。

 この時間を無駄にしたくないという若い世代の意識は、就職前の情報収集時にもやはり表れると考えても良さそうで、会社の方向性と自身の目指す方向性を一致できるか否かをいち早く知りたいという傾向もあり、若い世代がその会社を知る間口(HP等情報発信のあり方)としてこれを意識することも必要ではないかと言われています。

 したがって、このように間口を広くし、さらには採用に限らず保有技術や営業の観点で当社を良く知ってもらうためには、こうした(ショートか否かはともかく)動画→分かりやすい説明→知りたい内容の網羅性/問合せハードルの低さを意識する必要があります。もちろん、興味を引く、さらに知りたいと思わせるための工夫をすることは言うまでもありません。

 一方で、業務においても、如何に時間を掛けないでパフォーマンスを上げるかという観点も重要です。普段の業務に加えて、新しい技術との接触/習得、アイディア出し/まとめなど創造的、レベル向上的なものに時間を裂ければ、より一層仕事も面白くなるでしょう。そのためには、無駄な作業をしない、早めに方向性を確認する、外注等をお願いするなど、コスパ同様に、タイパの観点でも工夫をするようにいたしましょう。

 因みに、似たような言葉に、最近では「スぺパ」という言葉もあるようです。興味のある方はお調べください。



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