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方針

2022年12月08日フォロワーシップ その2

 以前にフォロワーシップという言葉をご紹介しました(2022.11.4 フォロワーシップ)が、フォロワーシップを発揮するとは一体どういうことなのでしょう。例えば、以下のようなものが挙げられます。

①意見・アイディアを積極的に伝える
②雑務でもきちんとこなす
③報連相を怠らない
④上司が完璧でないことを理解している
⑤上司の最終決定を支持する
⑥前向きな姿勢を貫く
⑦チームの未来を考えている

 逆にフォロワーシップに欠けている行動とは何かというと、例えば、以下のようなものが挙げられます。

・挨拶がきちんとできない
・メモを取らず何回も同じことを聞く
・敬語が使えない
・雑用を率先してやらない
・ホウレンソウができない
・同じ間違いを繰り返す
・自分のミスを謝らない
・指示を待つだけ
・プライド高く知ったかぶり
・仕事中に私語が多すぎる
・逆ギレをする
・優先順位がつけられずパニックになる
・好き嫌いで物事を判断し、露骨に態度に表す

 チームが最大限の力を発揮するためには、優れたフォロワーシップが必須です。「優れたリーダーシップ」×「優れたフォロワーシップ」が、チームの生み出す価値を最大化する条件です。ただし、フォロワーシップは、必ずしも上司以外の部下・メンバーにだけ求められる能力ではありません。チーム全員が持つべきで、必要に応じて、部下の活躍を上司がフォロワーシップを持って支えることも必要です。上司のフォロワーシップ力が高ければ高いほど、部下はのびのびと仕事ができ、チームのパフォーマンスも上がっていくのです。

 「全員がリーダーと同じ気持ちでいること。与えられたり指示されたりするのを待つのではない。最終的に決断を下すのはリーダーだが、常にフォロワーもリーダーと同じように主体性を持って考える。これは私の理想とする組織でもある」とは、早稲田大学ラグビー元監督の言葉です。

 また、きっと先日のW杯サッカーでのドイツ戦でも、日本チームではこのようなチームパフォーマンスが発揮されたのではないかと思っています。

参考:『リーダーシップからフォロワーシップへ カリスマリーダー不要の組織づくりとは』、中竹 竜二、CCCメディアハウス



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