JTボス通信JT Boss Blog

方針

2022年11月29日+と-の両方で見る

 すべてを受け入れてみる、すべてを否定してみる。極端な立場、発想で、物事を見ることで、その可能性や限界を見極めることができることもあります。

 中途半端に良い点、悪い点を考えるくらいであれば、役割分担をして、徹底的に良い点を考える人、悪い点を考える人がそれぞれお互いを論破するくらいの勢いで意見を出し合った方が、本質にたどり着きやすくなることもあるということです。

 そうすることで、発想の幅が飛躍的に広がったり、ネガティブに捉えて出される「オンリーワン」や楽観的に捉えて出される「ナンバーワン」のアイディアが生まれたりすることがあります。

 基本的な知識、経験は必要ですが、とにかく一つの考え方に縛られたり、必ず否定から物事を捉えたり、などだけをしていては、自分や会社にとって新しい考え方や試みに対して、柔軟に考えることは難しく、既存の殻を破ることはできません。

 世の中には、様々な成功事例も失敗事例もあり、人それぞれに経験してきたことや考え方が異なります。それらを踏まえてもなお、同じ「会社」という船に乗ったからには、皆で沈むわけにもいかず、別々に進むわけにもいきません。止まるのか/進むのか、手漕ぎで行くのか/帆を張るのか/機関での推進力を得るのか、東西南北どこへ行くのか、などは、一致した考えで臨む必要があります。

 そのためには、様々なケースを考え、決断し、行動する必要があり、その過程では、ケーススタディの中で多くの方々を持って、極端な場合にも着目して検討してみるアプローチも試す価値があると思っています。



Copyright j-tech66.co.jp