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方針

2022年08月18日カキ氷屋は夏だけ働くのか

 青森では専業っぽい小規模のカキ氷屋(アイス屋)はあまり見ないかもしれませんが、標題のテーマは言い換えると、(青森ならスーパーで年中売っているという話は置いておいて)焼き芋屋は冬だけ働いているのかという話でもあります。

 今は店舗を構える店もありますが、都会では以前には季節行商的にその季節だけ自転車、車などで周回しながら売る形式の店もあって、その典型がカキ氷屋(アイス屋)であったり焼き芋屋であったりがあった(今もある)と思います。

 もうすでにお分かりのことと思いますが、夏冬の3ヶ月くらいでカキ氷屋(アイス屋)や焼き芋屋が1年暮らせるだけの上がりが稼げることはなく、例えば、夏にカキ氷、秋に焼きそば、冬に焼き芋、春に味噌田楽のように、季節ごとに販売物を変えていく形式で1つの事業者(個人?)が商売をしてくことを行っています。

 これは大変かと思いきや、このビジネスモデルの優れたところは、原材料と商品が違うだけで、同じ低原価でかつ比較的少ない手間で、季節ごとに消費者が求める商品を的確に提供するところにあって、比較的高収益での商売でもありました。

 ところが、時代は流れ、冷暖房など季節感にあまり左右されなくなると、商品力の強いブランドもの(「あまおう」のシロップ、安納芋など)又は商品自体の特徴(大きさ、甘さ)などで差別化して付加価値を付け、年中売れるような工夫をして売るビジネスモデルも一般的になってきます。

 人々が欲するものを欲するタイミングで売るのも商売、提供する製品の魅力によって人々の欲求をかきたてて売るのも商売。今なら売れる、遅れたらあまり売れない、いつでも売れる、魅力が伝わらず売れない…等々

 決して、よそ事ではなく、来年度以降も睨んで、私たちもタイムリーな製品、サービスの提供に加え、魅力的な製品、サービスの開発や市場開拓を念頭に頑張っていきましょう。



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