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方針

2023年09月26日1分ミーティング

 新年度から半年近くが経過して、部下や後輩とのコミュニケーションに悩む、苦労している方々も居られるかもしれません。そこで、既にこれに近いことは自然と実施されている方も多いと思いますが、標題のミーティング方法は試してみる価値はあるので、紹介します。かといって、如何にも堅苦しくやるような感じでもないので、安心してください。

 そもそもミーティングなどと言う言葉も当てはまらないものかもしれませんが、コミュニケーション手法としては、どこででも行えるという行動科学に基づいた比較的単純で合理的な方法です。

 簡単です。話したい相手が見つかったら、上司や先輩から「よう、○○さん、今日は何するの?」、これだけです。朝のミーティングで大体の内容を聞いていても構うことはありません。何なら声掛けは「今日は」でなくても「これから」でも良いのです。

 立ち話レベルで、部屋も資料もなし、どうしてもというならロッカーなど立ち飲み屋的な雰囲気になれるところで構いません。周りの人に聞かれないようにという配慮も不要、プライバシーや機微な内容の会話をする必要はありません。

 声を掛けるハードルや掛けられるハードルだけは越えましょう。「スケジューラーに書いてあります」「以前に話しました」は「なし」ですが、そのリアクションが返ってくるようなら、別途上司に相談してください。「接触回数の多さが勝負」の気持ちが正解です。

 その中で褒めること/褒められることは簡単でも大いにやり取りしましょう。上司や先輩から見てどうしても褒められないこと(成果に繋がらないこと)は(話に時間も掛かるので)いちいち叱ったり、その点を話したりするのではなく、スルー(無視)して「他には?」と続けましょう。

 どうでしょう、1分ミーティングを仕掛ける方もされる方も、難しくはないと思います。

 クドいようですが、形式でも長さでも深さでもなく、接触回数(頻度)第一です。毎日が一番ですが、何日か置きでも、一週間に一度でもできそうなところからどうぞ。

参考:1分ミーティング、石田淳、スバル舎



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