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方針

2023年09月12日やりたくない→やらない?

 気持ちと行動を一致させることは、場合にもよりますが、案外難しいことだと思います。

 課題として「やりたくないけどやらなければならないとき」は誰にもあるのですが、その時にやらなければならないことを曲げて、やらなくても良いように考えたり、他のやりたいことにすり替えたりすることもあるかもしれません。それでも、「やらなければならないこと」は決してなくならないので、どうにか手を付けるために、形式ややり方を変えても、それを確実に実施するように手を打たなければなりません。

 例えば、客先候補のキーパーソンが誰か分からないし、やりたくないけど何とかアプローチしなければならないことがあったとします。そんなときに、とにかく先方のどこか誰かに(代表電話/問合せメールでも)アプローチしてそれから探っていくというやり方があります。これは真っ当なやり方で遠回りかもしれませんが、その過程の中で、その客先候補の社風や業界の特徴みたいなことも掴めるという利点もあります。

 一方、それをもっと簡単に済ませるために、客先候補へのコネを持つ人を探すか、代わりの誰かに探してもらうかという方法もありますが、前者であれば日頃の人間関係がモノを言い、後者であれば自分以外に実施してもらうための仕掛けに大きな労力を払う必要があって、これもそれなりの条件が整わない限り、目的とする結果は得られません。

 もちろん逆に客先候補をこちらに自然と呼び込むための方法を取っても問題なく、そのやり方はある(展示会、広告、HP等)のですが、何にしても、費用対効果を持って、創意工夫ある行動、客先に魅力ある仕掛けなくしては、目的とする成果は得られません。

 これら一部の営業に限らず、現業においてもやらなければならないこととして、DXその他様々な工夫とアプローチ方法を検討し実施することがあります。これら課題解決は個々人のやり方次第とは言え、本当にそれを解決しなければならないと思うのであれば、その気持ちを大切に、僅かな時間でもカイゼンメモやアイディア出しに使うなど、やりたくない気持ちをコントロールして(やりたくない/やれないから!でなく)実践しようとしなければ何ら解決することはありません。

 以上「やらなければならないこと」は、少しでも前向きな姿勢を持ち、全てを自分だけで行おうとしなくとも、人に教えを乞うたり、モノの本を読んだり、試しに少しずつやってみたりという方法を採ってみることも合わせて検討ください。



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