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方針

2023年09月05日人件費は経費か?

 標題の答えは、会計上は固定費であって経費です。

 従業員として雇用した時点で、平均的な会社人生を歩むとすると、生涯賃金が予想されるのと同様に、人件費としての経費は凡そ予測されることにもなります。

 これを持って、良くお話しているのは、従業員の平均年齢が上昇するので、平均年齢が落ち着くまでは人件費としての経費が毎年上がりますよということです。人件費の変動費化を進めようという話もよく聞かれると思いますが、ここでは一旦脇に置くこととします。

 ここで経費というある種のマイナスイメージですが、一方では人への投資と見ることもでき、それによるリターン(社員の頑張り)も期待できるという側面もあると思います。それ切っ掛けで業績が上がれば、人件費を掛けた価値があり、努力や成果が力及ばず、合わせて業績が下がれば、経費としての重みが増すということは、感覚として同意していただけるかと思います。これらは、目先の案件に左右されることなく、就労期間に渡る長期的なスパンで考える必要があることも踏まえなければなりません。

 私個人としては、人件費は経費であるという事実は踏まえた上で、投資として捉えつつ皆さんの頑張りでのリターンを期待したいと思っています。頑張りは担当業務での責任ある遂行とともに、少しのチャレンジを加えた取り組みを行っていただければということです。

 売上・収益確保の状況にもよるため、頑張るための投資か、頑張ったことに対する報酬かのバランスが難しいところもありますが、結果が伴っていくことで、それも落ち着くべきところに収れんされると思います。もちろん人件費だけで働きやすさを測るつもりはありませんので、どこまで働きやすい環境を整えられるかを追う必要があります。

 即ち、今後の業績は社員の皆さん次第だということをよく認識して、また会社は社員の皆さんの働く環境をどこまで良くできるかに注力するようにして、安定経営ができ好業績が残せるように頑張りましょう。



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