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方針

2023年08月31日非金銭的報酬のABC…

 料理の基本である、調味料の「さ・し・す・せ・そ」で分かりやすく思い当たるように表現されることは有名ですが、私たちに関連する同様な表現として、報連相の「お・ひ・た・し」がしやすい職場づくり、のようなものもあります。

 このように、上手く整理した形で見せることは、頭文字を使った略称を用いることとも関連して、印象深く関係者の心に残るものだとも言えると思います。

 ところで、少しカッコつけている、標題のABCDEFをご紹介したいと思います。もちろん、アルファベットで示す英単語の頭文字は便宜上の話で、決して分かりやすくはなっていないかもしれませんので、日本語訳の方を気にしていただきたいです。

 その前に、標題の非金銭的報酬とは、最近の転職事情にもあるように、収入(報酬)だけが勤務継続事由にならない昨今、転職者が多く出る場合に考えるべき観点として、謂わば従業員エンゲージメントを高める方法としても考える視点に当たります。
・Acknowledgement【感謝と認知】:例 「あなたがいてくれるお陰で助かる」
・Balance (of work and life)【仕事と私生活の両立】:例 多様な休暇等勤務体系
・Culture【企業文化・組織の体質】:例 風通しの良い、自由闊達な職場
・Development (Career/Professional)【成長機会の提供】:例 キャリアアップ制度の充実
・Environment (Work space)【労働環境の整備】:例 通勤、職場環境への配慮
・Frame【具体的行動の明確な提示】:例 マニュアル整備、上司/先輩からの具体的指示

 これらは直接的な金銭的報酬にならずとも、社員の皆さんの働きやすさに繋がる非金銭的報酬に当たるという考え方です。この考え方を、トータル・リワードと呼び、アメリカでも重視している企業も多い考え方でもあります。

 ここで、会社が中心となって行うB、DやEはさておき、A、CやFについては個人(上司、先輩)が心掛ける割合も少なくないと思うのですが、いかがでしょうか?

 会社が行うべき施策も然ることながら、それぞれの立場でお互いを思いやる職場環境等への改善に努める姿勢も持つことで、企業文化とは無関係でいられない上記のような非金銭的報酬に纏わる改善も進むのではないかと思います。

参考:1分ミーティング、石田淳、スバル舎



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