JTボス通信JT Boss Blog

方針

2023年01月24日がんばる木こり

 仕事に頑張る社員の方を「木こり」に当てはめたつもりでお読みください。

 昔、ひとりの木こりが材木屋に仕事をもらいにいき、好条件でそれを引き受けた。
 最初の日に親方から一本の斧を手渡されて、森の一角を割り当てられたので、木こりはやる気満々で頑張り、一日に18本の木を切り倒した。
 親方からは「よくやった! この調子で頼むぞ!」と励まされたので、翌日はもっと頑張ろうと早めに寝床に入った。
 次の日、木こりは誰よりも早く起き森に向かったが、努力空しくその日は15本しか切り倒せなかったので、これは疲れていたに違いないと、その日は日暮れとともに寝床に入った。
 次の日、夜明けとともに目を覚ました木こりは、初日の記録を更新すべく自分を奮い立たせて、森に向かったが、18本どころか半分も切り倒せなかった。
 次の日は7本、その次の日は5本、そして最後には夕方になっても2本目の木と格闘するようになった。
 木こりはびくびくしながら正直に状況を親方に報告した。「これでも力の限りやっているのです。」と。
 親方は彼にこう尋ねた。「最後に斧を研いだのはいつだ?」
 木こりはこう答えた。「研ぐ? そんな時間はありませんでした。何せ木を切るのに精一杯でしたから。」

 会社にとっては、年度末に向けて「木を切り倒していく」ように一生懸命に業務をこなすことは大切ですが、「斧を研ぐ」ように仕事と休みのメリハリをつけ、時には頭と身体を休め、自主的に学び、改善、提案や営業を考えることも大切です。

 差し当たり、年末年始、休まれる方は十分休養もし、英気も養うということで、「斧を研ぐ」ことをしましょう。

参考:『座右の寓話』、戸田智弘、ディスカヴァー・トゥエンティワン



Copyright j-tech66.co.jp