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方針

2023年01月17日真のポジティブシンキング

 標題の「ポジティブ」という言葉は「ネガティブ」と置き換えて対比することで、物事をどう捉えるかを表す言葉として取り上げられることの多い言葉ではないかと思います。
 砂漠で水筒に水が半分入っているとして、これ「もうあと半分しかない」とネガティブにとらえるか、「まだ半分もある」とポジティブにとらえるかというような思考が例示として挙げられます。このとき、同じ水筒の半分しかない水を前にして、量のとらえ方だけでネガティブかポジティブかを判断して良いのでしょうか。

 どうとらえても水の量が半分しかない事実は変わらないので、このことから言いたいことは、その量でどう生き延びるのか、どうゴールに到達するのかを考えていくことこそがポジティブシンキングだということです。

 では、そんな時にもネガティブになる気持ちをどう消化するのか。「あと半分しかないが喉はかわく」「飲みすぎたら水が足りなくなる」などのことも間違ってはいないのですが、こういう思考や事実となり得ることをきちんと受け止めた上で、すべきこと(例えば、計画的に水筒から水分補給すること)に焦点を合わせなければならないということです。さらに言うと、水が半分しかないという事実に基づくと、メンタルをコントロールし難い状況になりつつあるかもしれませんが、だからこそ、半分の水という状況を最大限に有効活用していく必要があり、思考や行動をうまくコントロールしていくことが、ポジティブシンキングだということです。

 当社でも例えば、売上・利益が予算に届かない、又は実力以上の仕事を引き受けるかもしれないとなって、手をこまねいたり、又は断ることだけを考えたりと、ネガティブ思考をしていては、前向きな取り組みはできません。その際の最善策として、関係者と相談しつつ戦略を持った営業を行ったり、自分たち以外の力を借りたりというコントロールされた方向でのポジティブシンキングが必要だということです。

 因みに、その時の状況での物事をどう捉え、どう思考するかが、どう言動するかに結び付くこと(ハラスメント的暴言、投げやり的妄言など)と考えると、メンタルも思考の一部だと考えるようにしましょう。

参考:日経トップリーダー2022/9号 P103



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