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方針

2022年12月20日3匹のカエル

 結果はなかなか出せないもの、成果はなかなか上がらないものですが、こんなお話を。

 3匹のカエルが生クリームの入った大きな器に落ちてしまった。
 1匹目のカエルは「神様の思し召し」だとして、そのまま何もせず沈み、命を落としたが、2匹目と3匹目のカエルは足をバタバタさせて必死にもがいた。
 やがて、2匹目のカエルは「もうダメだ。どうせ死ぬのに、こんな苦しい思いをするなんて。」ともがくのを止めて沈み、命を落とした。
 3匹目のカエルは「どうしたらいいんだろう? でも、僕は最後まで戦うぞ!」とひたすら足をバタバタさせて同じ場所をかき回し続けた。
 やがて下に足場ができたような感じがしてきたのだが、それは足をバタバタすることが生クリームをかき混ぜることになって、生クリームがバターになったのだった。
 しばらくすると、足場が固まり器の縁に飛び移ることができて、3匹目のカエルは生クリームから逃れることができた。

 上記のお話では、3匹目のカエルは生クリームがバターになることなんて当然知っている訳ではありませんでしたが、1匹目と2匹目のカエルに比べて諦めが悪く、足をバタバタさせてかき回し続けることをしました。この行為は、おそらく1匹目と2匹目のカエルから見れば「不毛な努力」を続けたと言えるでしょう。

 「どうせ○○できないから、やっても無駄だ。」という考えを、やる前から持って何もしなかったり、少しやったぐらいで真剣に取り組まなくなったり、ということはありませんか?

 上記のお話にあるように、現状を変えようとして行動をし続ける者が、最終的な結果として「不毛な努力」とはならず、「天は自ら助くる者を助く」のごとく、最後に結果を得ること(行動し続けないと結果を得られないこと)を忘れないようにしたいものです。

参考:『座右の寓話』、戸田智弘、ディスカヴァー・トゥエンティワン



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