方針
2022年10月27日答えの発想は自由に
３×３の９つの点が正方に並んで紙に書かれています。この９つの点を一筆書きで４本の線で結ぶには、どのようにして線を引けば良いでしょう。
答えは、適宜調べていただくとして、これは比較的有名な問題で、そもそも外周にある８つの点を結ぶ枠の外に出してまで線が引けるか、という発想の転換が重要です。
では、やる気になれば１本の線でこの９つの点を結ぶことができるという答えも出せることはお分かりでしょうか。例えば、
・線を伸ばして地球を３周して９つの点を結ぶ。
というのがあります。でも、これは直線っぽくないし、現実感に欠けるので、他には、
・この縦横１辺（３つの点）の幅を持った太い線で引く。
という考えもあります。でも、これは線の太さがおしゃれではないので、さらには、
・これらの点が書かれた紙を破って、９つの点を直線に並べてから線を引く。
というのならいけそうです。
この元々の問題に係る発想の転換は既に記しましたが、さらにそれを凌ぐ考え方をしないと、１本で引く答えは出てきません。
以上の話は、考え方の常識にとらわれないことについて、引き合いに出される話です。
このように、成果は一つではない、枠の外に出ていい、自由な発想でいいというスタンスで、思い込み（いわゆる常識）を疑う姿勢も大切な場合があるということです。
先月、JTTCにあるプロセス異常体感訓練装置が売れました（納品はこれから）が、これまでに当社が製品の物販を本当にできると思っていた人が何人居たでしょうか？
物販についてはまだ超えなければならないハードルが幾つかありますが、やりたいと思う心がこれまでにない（当社の常識にない）商売に繋がることが、実際に経験できたという成功体験が得られたのだと思います。
参考：ひすいこたろう、石井しおり「恋人がいなくてもクリスマスをワクワク過ごせる人の考え方」祥伝社黄金文庫
