JTボス通信JT Boss Blog

方針

2022年10月13日伝わるチカラ

 TBSの井上貴博アナウンサーが上梓した『伝わるチカラ』に、人を成長させるフィードバック「3つのルール」があるので、ご紹介します。(括弧書きは筆者注記)

 特に年下のスタッフとコミュニケーションを取る際に気をつけていることとして、
 1つめは、必ずポジティブな感想から伝えること。
 最初に「ここは良かったよ」と肯定的な言葉を投げかけたあとで、本題に入るようにしています。(褒めることから入りましょうは、以前にこのブログでもお話していたことですね。)

 2つめは、自分の意見であると強調すること。
「間違っているかもしれないけど、私はこう思ったよ。私がこう思っただけで、これが正解とは限らないよ」と。このように個人の主観であることを強調すると、相手は気分的に救われます。(相手から意見や感想を求められたときに、強く言い過ぎないことだと思います。)

 3つめは、相手によって厳しさのレベルを変えること。
 私は、後輩からダメ出しを求められたとき、最初に「厳しめコースと、中間コースと、甘々コースがあるけど、どれがいい?」と尋ねるようにしています。(相手に聞く準備を十分にさせてあげることだと思います。)

 以前の井上アナは、中途半端は失礼で全員に100%の力で打ち返していましたが、後輩からぜんぜん感謝されないという事態に直面しました。人によって仕事も目指すゴールも、取り組み方も、そのときのメンタルのコンディションも違う。にもかかわらず、一様に全力でアドバイスをしても、ただの自己満足になってしまうこともあるのだ、と思われたそうです。

 如何でしょう、業種が異なることも踏まえても役立つ部分もあると思います。部下、後輩等の指導、研修発表会講評等の際に参考にしてみていただければ、と思います。

参考:「人のやる気を奪う上司」が無意識にやっているNG行動、 ダイヤモンド社書籍編集局、2022/05/20(https://diamond.jp/articles/-/302237


 



Copyright j-tech66.co.jp