方針
2022年10月11日私と仕事、どっちが大事？
１つ前のブログの話（とりあえず2択）ではないですが、標題は昔のドラマなどでは、永遠の課題？ともされたものです。最近ではこの「私」が女性ではなく、男性かもしれません。
さて、論理的思考は重要ですが、そのために理性論理と感情論理とを理解する必要があります。即ち、物事を理性で捉えているか、物事を感情で捉えているかということです。そして、何が本当の問題であるか、よりよい結論に達するためにどうしたらよいかを考えなければならないと思っています。
ここまで書けば何となくお分かりだと思いますが、標題の質問は、一見論理的に質問しているようで、比較するもの（私、仕事）が同じ土俵に乗らないので、感情論理に基づく質問であると言えます。
では、この質問者に、この間違いを指摘し、「感情論理になっていて理性論理になっていないから、おかしいよ」と言うことが、正解でしょうか？
論理的には正しくても、人間関係的には正しくないことはほぼ間違いなく、場合によってはさらなる修羅場が待っているでしょう。人間は感情を持つ動物なので、論理だけでは動きません。だから、面白いこともあって、上手くいくこともあれば、上手くいかないこともあります。
日々ブログを記していて、できる限り論理的思考を持って記載するようにはしていますが、その記載内容が必ずしも全て実現できている訳ではありません。しかしながら、現在実現できているかどうかはともかくとして、「今までと同じだけでは会社は発展するどころか衰退する」、「健康と安全と品質なしに良い仕事はできない」、「あいさつをする会社でブランディングしよう」などといった趣旨の多くは理解いただけていて、今後も言及することで、さらに全社的な実現に近づくようになると信じています。
この時に、標題の「私と仕事、どっちが大事？」の回答に感情論理的に「もちろん、君に決まっているじゃないか！」と自信を持って言えるのと同じくらい、上記の趣旨に対しても胸を張って言いたいと思っています。
参考：谷原誠、図解「わたしと仕事、どっちが大事？」はなぜ間違いか、あさ出版
