方針
2022年09月06日１％のひらめき
このブログでは、工夫や発想の大切さを強調することが多いのですが、もちろんそれに負けずに不断の（普段の）努力が必要なのは言うまでもありません。この点はしっかり強調させていただくとして…
これに関連して、発明家トーマス・エジソンの有名な言葉である「天才とは、１％のひらめきと99％の努力である」は、ご存知の方も多いと思います。しかしながら、この意味するところを「努力は大切である」とだけ解釈するのは真意を十分理解できていないかもしれません。
事を為すことが100％であるならば、「努力は大切である」ということだけではなく、「１％のひらめきがなければ99％の努力はムダになる」という解釈をする必要もあると思います。また、仮に「努力すれば道が開ける」という意味だとしても、「１％のひらめき」を伴うことのために努力が必要であるということとも言えます。
何かを目指して努力をすることの大切さは必要なのですが、今ある状況をそのままに、これまで通りに行うことだけを続けていては、早晩行き詰まります。それは基本的にどの個人であっても、どの会社であっても何かを成し遂げようとするならば、様々なレベル（難易度、タイミング等）があるものの、何らかのひらめきに近い工夫やこれまでと異なる発想が伴わないと、個人やその部署、あるいは会社全体が生き残ることはできないことを意味します。それは私的なことや家庭でも同じなのかもしれません。
99％の努力をムダにしないためにも、誰かに任せるのではなく、１％のひらめき（工夫や発想）を求めることもしてみませんか？
決して全くできないことを求めているのではなく、自分でできることを伸ばす方向で思考、行動をしてみましょう。ひとりでできなければ、話を共有できる人と一緒でも、例えば、カイゼン提案でも、新ビジネスモデルのアイディアでも、人の紹介でも、情報の収集・共有でも。
おそらく自分の頭で考える、行動する、ちょっとした心掛けが、今あることを変えていく成長、成果に結びつくものと思います。
