方針
2022年07月05日ひばりの引っ越し
以下は、イソップ寓話が基だと思われますが、トヨタで話されたお話と聞いています。
春先になって、ひばりが麦畑に巣を作った。
時が経ち、初夏のある日のこと、大勢の村人たちが麦畑にやってきて、「そろそろみんなで麦を刈らないといけないなあ」と言った。
これを耳にしたひばりの子供たちが、「お母さん、麦刈りが始まるから、引っ越ししようよ」と言った。
しかし、ひばりのお母さんは、「まだ、大丈夫よ」と答えて平然としていた。
別な日、３人の村人が麦畑にやってきて、「ぼちぼち、麦を刈らないといけないなあ」と言った。
これを耳にしたひばりの子供たちが、「お母さん、もうダメだ、本当に麦刈りが始まるから、引っ越ししなきゃ」と言った。
しかし、ひばりのお母さんは、「まだ、大丈夫よ」と取り合わなかった。
さらに別な日、１人の村人が麦畑にやってきて、「さあぼちぼち、麦を刈るか」とつぶやいた。
そこではじめて、ひばりのお母さんは子供たちに「引っ越すわよ」と言って、逃げていった。
みんなでやらなきゃという総論賛成的なところで止まっている間は、どんなことでも動かないものです。「自分一人でもやる」という意気込みで行動を起こしてこそ、本気で動き始めるということを、ひばりのお母さんは知っていたということです。
20周年記念事業他の各種プロジェクト、各種キャンペーン、ＪＴカイゼン、営業活動から通常業務におけるちょっとした取り組みにおいても、積極的に取り組みましょう。自分からでも始める意気込みでなければ、ひばりのお母さんに見くびられますよ。
