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第4回 日仏MSM操作技術競技大会(2)

競技は、個人戦と団体戦があります。1日目が個人戦、2日目が団体戦です。個人戦は競技者が一人で操作を行います。団体戦は、二人で2台のMSMを操作します。一人ではできない操作を二人一組で協力して行います。個人戦は「ジェンガ」勝負です。この種目は第1回大会から継続しています。通常のジェンガ同様に積み上げられたジェンガタワーの中から、交互に一片(ピース)を抜き取り一番上の段に載せていきます。これをMSMで行います。
MSMは比較的大型の器械(精巧なマジックハンド)です。器械の先でジェンガピースのようなものでも掴めるようにはなっていますが、大きさからいって、見た目ジェンガは不釣り合い。繊細な動かし方が求められます。
また、MSMを扱う技術だけでなく、ジェンガのどのピースを抜くかなど、ジェンガそのもののスキルも求められます。頭脳戦が加わります。
これまでの大会では、競技者の持ち時間(制限時間)を各10分に設定していましたが、今回は競技参加者がこれまでより多いための、短めの各5分となりました。今まで以上に速さも求められる競技になりました。
ジェンガも、ピースの抜き差しが進んでいくと、ジェンガタワー自身がどんどん不安定な状態になっていきます。ちょっと触れるとぐらついて今にも崩れそうです。それでもジェンガに不釣り合いなMSMを操作し、見事にジェンガを倒さずにクリアしていく技術は、圧巻です。来場者をうならせると同時に拍手が沸き起こります。
20名によるトーナメント戦の結果、ジェイテックの競技者が、見事、栄冠を勝ち取りました。昨年、フランス大会の時には準優勝でしたから、その雪辱を果たしたことになります。
優勝者は、MSMの技術もさることながら、どのピースを抜くとよいかの一瞬の判断が他の競技者に比べて早かったように思います。さくさくとピースを抜き差しする様子は見ていて気持ちのよささえ感じます。
ORANO社の競技者は、4名が参加。前回大会のように優勝とはなりませんでしたが、4名ともに高い技術力を披露していただきました。MSMでのジェンガピースの扱い方が4名ともに非常に丁寧です。日ごろの業務に当てはめた場合、トラブルなく且つ速やかにMSMを操作されている姿が想像できます。ジェンガ勝負とは別に、見習うべきところは多分にあると感じました。
最も印象深かったのは、PDRファーマ株式会社の競技者です。残念ながら競技自体は勝つことはできませんでしたが、これまでにない大胆なパフォーマンスを見せ、会場を沸かせました。
ジェンガピースを抜く前に、MSMでジェンガタワー全体をつついて不安定な状態に仕向けるなど、大胆なしぐさで会場を盛り上げてくれました。一つ間違えるとジェンガタワーを崩してしまいそうなのですが、寸止め、すんでのところで持ちこたえます。
観ている方もスリル満点、会場のアナウンサーが思わず「奇想天外」と表現するほど印象深いパフォーマンスでした。このパフォーマンスにより、各社代表による投票でMVPに輝きました。
(つづく)


