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パトロール

以前にも述べましたが、特に管理職のパトロール、重要な業務に合わせて実施できればいいのですが、多忙等の理由でそうもいかないときは、前もって予定を決めて計画的に現場を見るだけでも効果があります。また、経験上、「今日は、〇個以上、良好事例や要改善点を見つけよう」と心に決めてパトロールに臨むか否かで、現場で気づく数が違ってきます。集中して、細部まで見るようになるからだと思っています。
気づく数=褒める数、改善の数 ということですから、現場が活性化していきます。せっかくパトロールするのですから、単に巡回だけして、大名行列のようになってはもったいないです。
パトロールは、現場の状況を直接確認し、褒めることによる活性化、改善提言による安全と品質のさらなる充実につなげる重要な活動です。
一方で、安全と品質を確保する上でのパトロールの位置づけは注意が必要です。社内でも、安全と品質を確保する活動として、真っ先にパトロールでの指導を掲げる方を時々見かけますが、安全と品質を確保する上で、パトロールがいの一番にくる活動かというと、実はそうではありません。
パトロールでは、限られた時間、限られた場所の状況しか確認することができません。また、見られている方も、その時間帯はかなりの緊張感をもって業務にあたるでしょう。日常と違うよそ行きの姿かもしれません。
管理職からすれば、現場を直接見て、直接指導できる点が大きいということはあるのですが、一方で、現場の日常の姿を把握するのは困難なところがどうしても出てきます。
現実的には、災害や不適合が起こって、事実関係の整理、原因と対策の検討をして初めて、現場ではこんなことが行われていた、がわかるケースも少なくありません。もちろん、再発防止策を充実させることは重要ですが、やはり、起こる前に未然防止を目指したいです。
そのためには、やるべきことがやられている(やってはいけないことはやらない)、気を付けるべきことが気を付けられている、それらをやるには具体的にどうするかが叩き込まれている方が重要です。
理屈だけ追求すれば、関係者がやるべきことを100%できている確信があれば、パトロールは必要ありません。
日ごろからの教育や訓練、心得等のしつけ、TBM・KY等々、まずは、未然防止のための活動を具体化・実践することが第一です。それができていることをパトロールで確認していく。
このようにして、安全・品質を保っていきましょう。


