記事公開日
第4回 日仏MSM操作技術競技大会(1)

6月24日25日で第4回日仏MSM(マスタースレーブマニピュレータ)操作技術競技大会を開催しました。MSMとは人が直接扱えない高線量や深海といったような過酷環境下での作業を、人の手の代わりに行うために開発された器械です。簡単に言うと精巧なマジックハンドです。昨年の第3回大会は、ORANO(オラノ)社主催、フランス、ラアーグでの開催でしたが、今年は、再び日本、六ヶ所村ジェイテックに戻っての開催です。
4年前、ジェイテックの若手のMSM操作技術者から、「自分の技術レベルがどのくらいか知りたい。フランスに出向いて、世界レベルと聞いているフランス技術者のレベルを見たい」との提案がなされたことがこの大会の発端です。
別部隊でしたが、ちょうどジェイテックで フランス ラアーグ に行く予定があったことから、技術競技大会を開いてはどうかと現地でORANO社と相談、その結果、この大会が開催される運びとなっています。
2023年がジェイテック創立20周年でしたので、これと重ねて第1回MSM操作技術競技大会をジェイテック技術開発・訓練センターで開催、以降、毎年6月に開催してきています。
第1回大会は、参加企業・組織は5社、登録競技者数は16名での開催でした。年々、大会規模が拡大してきており、今年の大会は、以下の通り10社と倍の規模になりました。登録競技者数も41名と倍以上になっています。
(第4回MSM操作技術競技大会 参加企業・組織、順不同)
フランス:ORANO(オラノ)社、LaCalhene(ラカレーネ)社、
日 本:日本原子力研究開発機構(JAEA)、PDRファーマ株式会社、
日本核燃料開発株式会社(NFD)、株式会社永木精機、
株式会社アトックス(ATOX)、MHI原子力研究開発株式会社(NDC)、
日本原燃株式会社(JNFL)、株式会社ジェイテック
2年前の大会から原子力業界以外からも参加するようになっています。2年前にジェイテックで開催した時には、海洋研究開発機構(JAMSTEC)に参加いただきました。潜水艦から深海でMSM操作をしています。
今回は、PDRファーマ株式会社が参加です。放射性医薬品を扱われています。
原子力業界を超えて参加いただくことは、大会の広がりを強く象徴するものです。主催者としても喜びがひとしおです。
(つづく)


