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方針

2022年07月21日映画のエンドロール

 昔、遠足は家に帰るまでが遠足だからね、と言われて浮足立って交通安全が疎かにならないように、と言われた記憶があります。また、買い物も冷蔵庫に入れるまでが買い物だからねと、家事に中途半端は許されないと奥さんに怒られる世の旦那さんも多いかと思います。

 映画もエンドロール(スタッフロール)までが映画だと言えるようになったのはいつ頃か、本当にスタッフロールだけを見せる時代は終わって、続編を示唆するような場面を入れたり、回収できなかった逸話を入れたり、NG集を入れたりと飽きさせない工夫をしている映画も数多くあって、テレビ放映されるときに全編ノーカットであっても、映画館で楽しめるのとは異なる感じになると思います。

 私はエンドロールまで見る派なのですが、その中でも自分に取って新たな発見があることを楽しみにしています。最近では、あの「シン・ウルトラマン」のエンドロールで、総監修・脚本の庵野氏の名前が、モーションアクターにあったのには驚きました。

 思い返すと、エンドロールで驚いたのは、ピクサー映画(今はディズニーに買収されましたが、その前にはモンスターズ・インク、トイ・ストーリーなどを製作していた映画会社の映画)で、アニメーション映画にも関わらず、わざわざNG集を制作してエンドロールとともに流していたことです。こんな遊び心や観客へのサービス精神は非常に好きです。

 他にも、制作スタッフとして、本社で働くカフェのスタッフや清掃員の方の名前までスタッフロールとして載せているのに驚いただけでなく、その映画の制作期間中にスタッフに生まれた赤ちゃんまで載せていることには、関係者への愛を感じずにはいられないものでした。

 映画を制作するという一大イベントに関わる方々を等しく扱う姿勢という点では、当社の社業を支えてくれる様々な役割を負ってくださる社員や構内で働く協力会社の社員の方々には等しく感謝しなければならないと、ピクサー映画が放映される度に改めて感じさせらます。



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