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方針

2022年07月12日リサイクルや廃棄の基本

 リサイクルや廃棄の基本は何でしょうか? 答えは「分別」だと思います。

 用途に応じて集められた資源が適宜加工・組み合わされることによって製品となり、それが使われて不要となりますが、改めてそれを資源として活用する、適切に廃棄するためには、目的に沿った形で(場合によっては分解)分別されなければなりません。分別された結果、なお使用に至れないもの(可燃物として燃えるものを除く)については、廃棄することになるのですが、それを極力少なくするためにも、分別は大切です。

 一見、この分別を一ヶ所に集めてまとめて行うことは合理的なように思えますが、基本はゴミとして発生した段階で分別する方が、主に少ない労力でも分散して活用するという観点で全体最適であり有効です。

 中には建築廃材など、分別が難しく、産廃処理に依存することもあるのですが、価値のないとされるものから価値のあるものを取り出す過程で、一旦価値のないとされるものを処理・処分業者に出すために、有償で引き渡すことになります。そこから資源が取り出せるにも関わらず、価値のないものとして取引されることが逆有償(処理費用を払うこと)ですが、このお陰で不法投棄がされる可能性が高まります。これをきちんと問題ないようにするために、産廃マニフェスト等の仕組みが導入されています。これにより廃棄物発生から処理・処分までのトレーサビリティの重要性を持って、不法投棄を防いでいます。

 身近な家庭ゴミに関して、ペットボトル一つ取っても、蓋とラベルを分別することが必要ですし、僅かな飲み残しでさえリサイクルを妨げます。

 一方で、焼却炉の性能向上により、以前であれば、燃えるゴミ/燃えないゴミだった区別は、地方自治体によっては燃えるごみが対象の種類を変え、名称も燃やせるゴミだったり、燃やすゴミだったりします。

 このように自治体によっても異なりますが、分別は重要なのは変わりなく、事業ゴミだけでなく、家庭ゴミについても普段から意識したいものです。

 以上の社会でのリサイクルや廃棄を思えば、管理区域内での廃棄物の扱いは言うまでもなく、ルールに乗っ取ってきちんと分別しなければならないことは、言うまでもありません。



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